2022年11月7日月曜日

円形校舎から瀬戸内のハゼ!残念釣れず!

 円形校舎の近隣を回って、昔の時代を求めて歩いて行った。人影は目立たぬほどの通りをウロウロと動き回る。その雰囲気は都市部のそれとは違う、ゆったりとした空気が漂っていたようだった。撮影を切り上げて、陽射しが熱くなったので公園で一休みすることにした。友人が買い物に行き、湿布薬とアイスクリームを買ってきてくれた。アイスクリームはさすがに暑さの中溶けかかってはいたが、起死回生の力になった。

 「ハゼ釣り」がこの旅の一つの目標だった。いったんホテルに戻ってカメラを置いて釣り竿に変えて、川へ向かう。少し距離のある先の大きな川(仁河川)だった。チヌを狙っていた人がいて帰るところだった。1尾つれたそうで嬉しそうにしていた。餌を購入して川と海の境にある護岸に位置を構えて、しばらく使わずに放置していた仕掛けを、自製の竿に結んだ。自製の竿とは、傷んで使わなくなった竿を修理したもので、様々な調子になるので、味わいがあって面白い。

 先客はクロダイを釣ったと言うし、アサリ採りで入れ物を抱えた人は「楽しんでください」とエールの交換をしてくれた。おりしも上げ潮の時間になり、ザワザワと波が押し寄せてきた。間違いなく釣りの時間が到来した。で、仕掛けを海に投入した反応は、「フグ」。これが随分と間断なくウキを引っ張る。期待のハゼは30尾も釣れれば、「お店に頼んで一杯飲む」という策も考えてはいたものの、とらぬ狸の…となってしまった。