2018年3月30日金曜日

江戸時代だって、「この桜吹雪が許さない」


 官僚的という言葉は批判風に使っている。役所という官僚組織は、間違いなく上意下達の組織であり一般的に広く意見を聞き、民主主義でことを決めていくという形態はないものだと思う。たとえば案件を処理するのは個人責任であり、その有り様全体を評価にかけて、役職と給与に反映させていく。

 組織目的が優先付けされるのは、住民サービスに応える仕事を進めるうえで、必要なことではある。その運営は法的に適合されなければならないし、その結果が検証可能になっていなければならない。社会の変化にも応じて制度が変化していくことが前提に考えられているともいえるのだろう。

 公務員はだから公正中立で、一党一派の影響を受けることがあってはいけない。政治は社会の変化によって応じていくことが必要だ。そこでの議会の重みがある。議会にウソが提示されるのでは何をか言わんやで、他国から奇異の目でみられることになる。

 公文書改竄を「誰が指示をしたか、あの組織がやった」などの追及は当然だと思うが、政府組織がやったことなのだから、もうその責任の取り方はきまっている。

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