2014年3月15日土曜日

Jリーグの対応でみるNETの効用

 “JAPANESE ONLY”の差別的横断幕についてのあとの展開は速かった。39日に行われた試合で、この事件が発生し13日にはJリーグのチェアマンの記者会見で、制裁を含む対応が示された。スポーツの世界で明快に対処を決めたことに、すっきりした感じを持った。最近グタグタした事件がちっとも整理されないでいることが多くて、生煮えの料理を食べているようなことが多いから、こういうニュースなら歓迎だ。

 Jリーグチェアマンは「この数日間のメディアやインターネット上での露出状況のほか、この行為の反響が海外にも波及していることからみて、社会的影響は想像以上に大きく、Jリーグおよび日本サッカー界全体のブランドイメージを大きく毀損していることは、もはや明白であると思います。」と記者会見で語って、無観客試合という厳しい制裁を科すという発表をした。

この数日間のメディアやインターネットの反応を言っているが、メディアの方はつぶさに見ていないからさておくとして、NET上の動きは速かった。NET署名で呼びかけられたのが11日だったから、その二日後にはJリーグの記者会見になった。Facebookでの拡散もあったが、このネット署名も効果的だった印象が残った。

昨日(14日)の国会・総務委員会で吉良よし子氏がNHK籾井会長の罷免を迫ったとき、このJリーグ対応を取り上げて追及した。会長発言への視聴者からの意見は約3万2000件としたNHK側に「これほど寄せられたことがあるか」と質問。これまでは不祥事問題が最高で、同じ期間で5800件と答弁。NHKへの国民の怒りはこんなに大きい!一方で差別的横断幕で厳しい処分を行ったJリーグチェアマンは、「行為を行った側の考えでなく、受け手がどう感じたかに目を向けるべきだ」と述べ厳しい処分を決定。「NHKこそ受け手がどう考えているかに真摯に耳を傾けて会長罷免を決断すべき!」と求めました!←これFacebookから「コピペ」
(蛇足~「コピペ」とはコピーアンドペースト=パソコンの入力の時、文章や図をコピーして自分の編集しているものに貼り付けること。小保方氏が自分の論文からやってしまったと言われているが、私ごときでも他人のものを使う時には、断り書きする。)
 NHKに寄せられたのもメールによるものが相当数あるのだろうと思うが、NETが持つ効用は、確かに影響大というところだろう。いいことばかりではないが。