2013年6月30日日曜日

白米千枚田の夕陽は残念ながら…。(5月27日)

 ここは3回目になった白米千枚田。ここで夕陽を取るのが、今回のメインのひとつ。輪島まで距離も遠くないから、一時寄って昼食を食べて撮ろうかと車を止めた。観光地なるゆえに賑やかに、さあどうぞという割には、腹にたまるような食べ物がなくて、食事がわりの簡単な食べ物を買って間に合わした。観光客もひっきりなしにやってきているが、田を回ってみる人は多くはない。

 すでに稲が水から立ち上がっている。田植えのアトラクションか何かで使ったらしい、飾りの残骸がぶら下がっている木が、一本だけ異様に残っている。それを入れたら絵になりそうもない。2年前に世界農業遺産に登録されているが、一体それが何をもたらしたのだろうかと、観光事業にばかり力点を置く現世に、また疑念を感じた。だが、否定していいのだということも、言い切れることではない。

 やや苦労しながら見通しの良い上の方にも行って、記録として残した。これも感動が薄れてきているせいか、力を込めた写真にはなりそうもない感じだった。





 輪島のホテルにチェックインしてから、輪島の港のほうへ一回り回った。夕方なので、港の活気はない。代わりに子供が遊んでいるのが被写体になってくれた。チェックインした時に、仲居さんに今日の夕陽の時分の天気はどう?と問いかけたらまあダメでしょうと即答だった。でも万一晴れたらお客に申し訳のないことになると、天気予報を確認して、「外れても怒らないで下さいよ」と念押ししていた。