2013年6月18日火曜日

チヌ釣り

 チヌ釣りは木更津の防波堤で一度だけやったことがある。小さいのが釣れた記憶があるが、チンチンだったのだろう。チヌを昨夕の食事で食べたとFacebookの書き込みがあって、自分もそれに合わせて「山形県の武士の鍛錬にチヌ釣りが薦められたとか。釣り方は、現在は防波堤から釣るようなものですが、渚釣りという浜からつるやり方もあります。贅沢な魚です。」と知ったかぶって書き込みをした。

庄内藩のチヌ釣りは、その筋には知られたことだろうけど、NETで検索したら省内のチヌ釣りは、落とし込み釣りづりという記述があった。日本海側、山形あたりは磯が多いから、すっかり磯からの釣りだと決め込んでいたが、そうなんだろうか。でも当時は防波堤もないから、落とし込みというのはどうなんだろうかとちょっと不思議に思った。

渚釣りという手法を京都労釣のリンクで見たことがあったので、アクセスしてみた。リンクに「チヌ渚釣り研究会」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~nagisaturi36/)があり、ここから「庄内黒研」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~nagisaturi36/)に突き当たった。

そこでは
 中通しでの仕掛けを全て「庄内釣り」とは呼ばない。「庄内釣り」は庄内磯でその仕掛けや棚にマッチした場所に竿を振り込む釣りを「庄内釣り」と呼ぶ。つまり庄内釣法は庄内地方の黒鯛ポイントと釣法が一体化した釣法なのである。

という説明であり、落とし込みとはちょっと違うようだ。庄内藩の釣りの勧めが、体力づくりということも言われているが、江戸中期のことで「武士道の退廃を憂いて」(http://www.nishinippon.co.jp/nsp/fishing/cat511/chinu/)という背景もあったということは、うなずける。

一度だけやったチヌ釣りに一緒に行ったYさん。釣りの会の会報を送っている関係のまま、30年以上過ぎてしまった。