2014年4月23日水曜日

アマモの繁殖は偉大、自然は治癒力もすごい

 三陸の海にアマモが繁殖をしているということだ。植えて増やす活動をしている人やグループの活動が影響を与えていることもあるようだ。それでわかってきたことらしいが、アマモは種子を隣の湾までも移動して繁殖するということだ。絶滅の危機に陥った時の起死回生の働きらしいとのみかたもあるが、種子を海洋に送り出して隣の湾に定着させるという働きをしていることが判明した。NHKの「さわやか自然百景」での報道だった。

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 そこまでの動きがあるということは初めて知った。津波で海の底がすっかり洗われてしまったところに、アマモが復活をしてくるとは、自然とはものすごい力を持っているものだと思う。全国でもアマモの養殖活動がされているが、地下茎での繁殖を前提にしたものだ。三陸でアマモが育ち、ホヤが3年目で成長して立派に育っている。海水が入れ替わったことで、牡蠣の育ちもいいのだということも報道されている。

 わたしたちの都合によるさまざまな干渉と破壊行為によって自然が変容をしていることを考えれば、自然は「放っておくこと」が何よりなのだ。過干渉というよりもっと支配下に置いて、「資源」としての扱いばかりしているのは、とうに反省していなければならないことだろうに、一向に政治はそうは向いていかない。自然の脅威をしらしめた震災の結果、はからずも自然の大切さを知ることになった。

 何もやっていない政治というと、名誉を傷つけることになるので、国土交通省の「微々」におよぶ「1,000㎡規模の干潟・磯場活動」を紹介。