2019年4月6日土曜日

武蔵野の面影残る善福寺緑地公園


 ワイルドなつまり自然味が残るというところは、東京では探さなければならない。善福寺川を遡って環状七号線を超えると、自然が残っている風情が少しだけ見えてくる。

 鴨なら西新宿に近いところ(それより下流の神田川にもいるかもしれないが)でも、餌を探して頭を水中に突っ込み、尻を空に向けている面白い恰好が見えるが、コサギが餌を追いかけているのはこのあたりから上流のようだ。

 荻窪駅からのアクセスでずいぶん歩いた気分だったが、川沿いには桜の木が少なかった。歩き続けて漸く善福寺公園にたどり着いてみると、急ににぎやか花見の風景が飛び込んできた。池の周りにいくつものグループが陣取って楽しんでいた。どちらかと言うと高齢者が目立たなくて、子供連れの若いお母さんたちが目についた。池は手を加えられていないほど、古さと自然を感じて、井の頭公園などとは一味違った趣だった。