2013年7月12日金曜日

ドイツ旅行で見えた自動車と自転車の共存、原発は。

 旅は7日目の朝から帰国の行程になる。ドイツの旅は、交通網の整備がよくされていることが印象に残った。アウトバーンが各方向に延びて、街に要領よく入り込んでいる。交通量は多いし整備はもちろん、路面電車と自転車道路が都市部で張り巡らされていることには感心した。

 街路は、車の駐車スペースが道路上に造られていて、そこを利用するのことで、道路上の駐車禁止帯がない。自転はシェアリングが行き届いているのか。公共の貸し出し自転車があちこちに設置されている。巡っているのが観光地のせいかもしれないが、カラフルな自転車が止まっているのが目につく。日本では、ごく一部を除いては都市部で路面電車は重きが置かれていないし、自転車に至っては最近道路整備にわずかな施策がされてはいるが、街中では自動車と歩行者の間で、対立関係になっている。交通体系の整備がとてもいいように見えた。日本はこの点も後進国になっている。
 
街中ではゴミがほとんど棄てられていない。おおきなタンクのような器を置いて、そこに分別して入れておくようになっている。都市のなかでも、いわゆるゴミとして廃棄するというものが相当圧縮されているのか、もともと少ないのかどうかわからないが、大量消費国日本とは相当違っているようだ。

旅行日程表に乗っているバスの移動距離だけで1600キロだが、その行程中で道路工事をしていたところが、何カ所かあった。新築建造物の工事は一カ所あったかどうかだった。聖堂や城ではメンテナンス中の所が何カ所か見えた。これは結構多かった印象だ。

 ドイツの電力事情(原発)は17基の原発のうち、8基を停止、22年までの全原発廃止を法制化した。15、17、19年にそれぞれ1基、21年に3基、22年に3基との具体的なスケジュールも決めているということで、この状況も何か見ることができないか期待をしていた。残念ながら車窓から、太陽光発電のパネル群と風力発電用の風車が少し見えただけだった。