2013年10月13日日曜日

藤原紀香は被疑者か?

 藤原紀香が秘密保全法の怖さをブログに書いた。重大な問題なのに短い期間のパブリックコメントでいいのだろうかといったものだった。ネット界でそのことが飛び交っている。ご本人はどこかでこの問題に触れて、ごく普通に危ないものと解釈したのだろう。藤原紀香の背後関係を調べたというから、この反応がおもしろい。おもしろいというのは、そんなことを調べて調査したということを平然と言ってのけるという神経もだ。それこそ秘密保全法の性格を体現しているものではないか。

「藤原紀香はシロ」公安に背後関係まで調べられた秘密保全法の怖さ
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 紀香登場で反響は大きかった。政府関係者は「なんで?と思いましたよ」と驚くばかり。それだけではない。公安が紀香の背後関係を調査したというから驚きだ。
「この法案にはいろんな団体が反対しています。なかには公安の監視対象になっている団体もある。なので『念のためではありますが、藤原さんがそういった団体の影響で書いているのかどうかを調べました』と公安が言うんです。結論はシロ。純粋に心配だからそう書いたといいます」(永田町関係者)
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書いたのは「東スポ」だが、シロかクロかいう見方もまた異常だ。まるで犯罪人の扱いのようだ。政府が勝手に秘密事項としたゴム印を押したら、すべてが闇の中で処理される。皆が当たり前に思うことでも、当たり前でなくされてしまう。まるで中世のようだ。そんなことを法律で造ることがおかしいのに、これはやはり戦争体制づくりへの環境整備というしかない。

 良心的に発言することが問題視されるとは、これまでもいろいろな場面でされたことだろう。しかし、今はそうはいかない。ネットでの情報伝達の影響が、参議院選挙でも現れたし、ネットで投稿される情報はマスコミも国も自治体も、無視しえないところまできている。甘く見るなよ。そのうち「倍がえし」「十倍返し」だ。
藤原紀香が普通に疑問を思う人として、公に発言することに勇気あることとして拍手したいが、今後どういう展開になっていくのかも気になるところだ。「勇気あること」という自覚をしているのかどうかはわからないが、良心に忠実な人がでてくるのはうれしいことだ。

ところで、マイクロソフトが手抜きをしているのか「フジワラノリカ」の文字変換ができない。単語登録をして「登録と同時に単語情報を送信する」のチェックをいれてやった。こういう良い有名人の名をちゃんと変換しないのは、許されないことだ。