2014年2月28日金曜日

片手落ちのNHK

中国から飛んでくるPM2.5が日本の各地で測定されて、汚染による影響を心配する声が集められていた。昨日朝一番の報道だった。日本における高度成長期の公害が深刻で、その後の対策が遅々としていた。当時からマスコミは公害問題についての報道は多くなかった。いまだに解決がされていないものもある。領土問題や、あれこれの中国「批判」のひとつとして、これが日本の憲法「改正」、集団的自衛権行使、軍事力増強への露払いになっていることは否めない。

昨年の話「韓日中の石原伸晃環境担当相は56日に終わった第15回韓日中環境相会合(TEMM)で、中国発の移動性大気汚染物質「微小粒子状物質(PM2.5)」に共同対応するため3カ国間の政策対話を新設することにした。 PM2.5問題協議のため3カ国が協議体を構成したのは今回が初めて。環境部の尹成奎(ユン・ソンギュ)長官、日本の石原伸晃環境相、中国の李幹傑環境保護次官はこの日、福岡県北九州でこのような内容を盛り込んだ共同声明に署名した。」 があったけど、後はどうしたのだろう。日本が「友好の立場」で中国と協力関係を太くしていくことは良いことと思うが、こういったことは後景になっているのだろうか。




昨年9月、東電の「一日600億ベクレル港湾外放出を否定せず」とのユーチューブがあった。NHKはこういう大事件も、取り上げてもらいたいものだ。そうしたら、東電の態度もちょっとはましになるのではないだろうか。 
昨日の国会で笠井議員が、原発におけるトラブルがどのくらいあるのかとの質問をしていた。原子力規制員会の田中委員長は、107件をということだったが、「軽微なものは除いて」としていたため、再三の追及によって、ようやく201件と認めたことだった。比較することではないだろうが、報道は片手落ちということになっている。