家の外装を塗り替える。家の外周を空かさないと、足場ができない。まいった。
周りに植木が一杯置いてある。肥料やら鉢やら、土類、ところ狭しとひしめき合っている。加えて漬物用の桶もかさばって場所取りしている。
息子の旅行用の鞄も、野ざらしに近いスタイルで狭い場所を占拠している。隣家との境はいまどき広くない。23区内に住んでいるのだから、懐具合からしたら贅沢は言えない。
立て替えてから14年もたったから、あれやこれやが、隙間を埋めていくのは仕方がないことかもしれない。
片付けの手抜きはあるにしても、そういえば家の中も同様。おいてある物、壁に掛けてある物、ぶら下がっている物。あらゆる空間に物がつまっている。大量生産、大量消費の社会が家の中ではこの有様ということかな。
こちらは決して裕福ではない育ちだから、「捨てられない」。物を大切に使おうという時代もあったから、相反することを同じ人格がやるという時代の変遷を身に受けている。
どこかの国の総理大臣も大量生産、大量消費。この場合は、役に立たないということなのだから、さっさと捨てなくちゃならないのに、まだ国会にたくさんいる元総理大臣。
日本は変な国。家の中は、きれいにしよう。せめて。