2021年12月22日水曜日

第二次産業とは肌合いが優しいと思った石切山脈

 「石切山脈」は以前テレビ報道で見たことがあり、一度は行ってみたいものと思っていたところだった。「『石切山脈』とは約6,000万年前に海底深くて長い時間をかけ冷えて固まった花崗岩の一種で、日本橋や東京駅、国会議事堂、最高裁判所など 、全国有数の歴史的建造物に使用されてきた」という説明がある。「歴史的建造物」が企画されそのために利用された当時なら、地球温暖化にどれだけの温室効果ガスが…を心配する必要はなかった。しかも使った「花崗岩」がいまだに「現職」であることにちょっぴり感動した。昨今の「都市化」への暴発的なのめりこみ(日本中の山から石灰岩を削り出し、鉄骨と砂利、コンクリートを投入)とは象徴的な違いだ。「持続可能な…」と言い分けめく言葉を使わざるを得ない状況になったのも当然のこと。石切山脈のミュージアム的容姿と、事業の緩やかな活気をカメラから覗いて、感じたところがあった。