2013年2月10日日曜日

黄砂問題で技術協力はいい

 石原環境相と猪瀬都知事が、中国の大気汚染の対策で「技術協力」を表明した。領土問題で、緊張関係が増勢されているから、文字通りであればいいことだと思う。

 昨日のブログでも書いたが、微粒子状物質(PM2.5)は、日本国内では環境省の判断でも、広く発生し危険状態にあるから、今回の中国の黄砂問題以前にその対策がとられていなければならないはずだった。

 日本で観測体制さえ整っていないものを、大仰に危険だ危険だと唱えるのは、この機に乗じて中国を叩こうという、いわば言いがかりのようなものだ。

 ただ、微粒子状物質以外の廃棄物については確かに、日本の技術が蓄積されているものだろうから、そこは十分対応が可能だ。領土問題で冷静な対応が求められている時だが、こうしたことで中国との交流の糸口がつけられて、良い影響がでてくるよいと思う。