2013年11月12日火曜日

辺野古の海は、海の臭いがした

 新基地、V字滑走路を造るなと座り込みが続いている。本土から行って気軽で浅薄な反対の意志などを言うのが恥ずかしく思える活動だ。基地は県外にという仲井真知事とは違って、県議会の決議は「県外・国外」へとの意見書を全会一致で決めている。名護市長は辺野古移転拒否の態度だから、結論ははっきりしているものの、安倍政権はますます「日米安保協力体制」へのめり込んでいる。どんなウラ技を使ってくるものか。秘密保護法案もその一つで、それこそ基地問題にかかわることは「それはヒミツです」ということにしたいのだろう。


 辺野古の海に接してすぐ感じたのは臭いだった。海の臭いがする。足元にはヤドカリがいる。しばらく見ていないからだろうが、感嘆の声があがる。東京湾で見たのは何十年も前だった。これが海なんだよなと、海藻の臭いを感じながら思った。ジュゴンのえさ場を守れとIUCN(国際自然保護連合)が声を上げている。米国連邦地裁に提訴しているが、このことによってV字形沿岸案の実像が日本政府の説明していたのとは全く違った「軍事要塞」であることがわかった。環境現況調査をなんしてもやりたい政府が、調査をいつ強行してい来るのか、そのたびに防衛施設局に抗議し断念させてきた人たちの闘いに敬意のみ。




支援の寄せ書きがいっぱい


基地境をコンクリート塀にしたことで、基地側の砂浜は堆積して高くなっていた。自然はこれだけ微妙に改変する。