2013年8月16日金曜日

暑いときに熱い話

 40度を超えるばかりの気温とゲリラ豪雨で、ことしはもう一つ異常な事態が進行している。計算の結果を求めるみたいにプラスマイナス×÷では導き出せない難しい気候らしい。「温暖化の影響」と目されてもそれは言わぬが花と言うわけではないだろうに、どうも合点がいかないことだ。

 人間がなすことは目を見張るようなことがたくさんある。それとはかかわらず、わけのわからないことがまた一方にある。ボーイング787がまた事故を起こした。この間ブログのネタにした後さらに2回目の事故だ。航空機の火災がおきたときに、消火器が作動するところ、火災場所でなくて、他のところに噴射するという。回線の繋ぎを誤ったということらしい。それで他のボーイング787を調べたら、同じ誤りのものが2機あったという。

 これは自然のなすワザではなくて明らかに人為的ミスだ。機体が軽くて燃費が安いことや、操縦士の訓練時間が少なくて済むと言う「効率」のよい航空機だと、日本が率先して購入しているが、まさか日本が運航するお客が実験台にされているわけじゃあないだろうな。航空機の整備点検は、日本でやる体制も技術もないから、製造元のなすままで、国土交通省は関与できていない。今は大事故が起きないように祈ることしかないとはお粗末すぎる。


 ちょっと話がそれてしまったが、この暑さの中で祭りが元気に催されている。田舎へ帰ってお盆を過ごす人の輪が賑やかだ。あちこちと言うほど歩いているわけではないが、この時期にはあちこちで祭りにぶつかる。汗を散らせて暑さに抗しながら血を湧かせるのは、見ているこちらも熱くなる。

 秋田の湯沢、西馬音内の盆踊りを見たときは、その熱に興奮させられた。踊りの列を初めから追いながら、撮り歩いた帰り道、町はずれの家の前で、70歳過ぎくらいの婦人が前掛けをつけたまま、踊りのしぐさをしていた。昔は踊りの隊列にいたのだろう、踊りが終わって踊り手も客も三々五々帰るときに、拍子をとりながら踊っていた。撮影させてもらうための断りをどうしたのか覚えていないが、3枚撮らせてもらった。ちゃんとカメラの方を向いてくれたものもあった。がしかし、全部ブレが…。あとで絶句した。あんな悔しい思いをしたことはなかった。