2014年8月14日木曜日

アジの開き、上出来の自己満足

昨夕、Sさんが釣ったばかりのアジを持ってきてくれた。18センチほどのものだったが、30尾ほどもあるのでどうしようかと考えてしまった。どうしようかではなくて、実は気の利いた調理はやったことがないので、どうしたものかと考えあぐねたというのが正確なところ。干物なら塩水に浸して干せばいいのだから、なんとかやれるかととりかかった。小物を切る出刃包丁がちょうどよいので、ハラワタを出して、5枚だけ塩焼きにするもののほかは全部開いてみた。包丁の入れ具合もままならないから、何枚かに一枚は偶然きれい開けた。ギザギザに身が切れてしまったりしたもの多かったが、なんとか「開き」らしきものができあがった。海水は相当辛いものだから、真水に相当塩を溶かし込んで、一時間ちょっと漬け込んだ。風もなくて乾燥できるのだろうかと心配はしたが、翌日の午前中までともかく干すことにした。干し籠に入れてベランダにつるしたら、奇しくも3段の棚がちょうど一杯になった。

21時ころにウォーキングに出かけようと外に出たら、雨が落ちてきた。あわててベランダの干し籠を取り込んだはいいが、干し場所はもとよりない。ドアの洋服掛けフックに括り付けてぶら下げた。多少臭うだろうとは想像したが、その匂いたるや想定外のものだった。生ものの匂いには慣れているつもりだが、その凄さに驚いた。幸いにも23時ころには雨が上がったので、また外に出すことができた。部屋の匂いがすごいので、このまま寝ることもできないから、しばらく窓を開放して空気を入れ替え、竹酢液を小皿にとって匂い消しのために置いた。


翌日は曇りで、予報では午後から雨とのことで、いつ降り出すかという空模様。でもなるべく外に置きたい干し籠。空を眺めては様子を見ていたが、黒雲が厚く見えたのを機会に、干し籠から取り出して新聞紙に3つに分けて包んだ。まだ生乾きみたいな気もするが、空模様を変えるわけにもいかない。昼食時に3枚焼いて試食してみた。魚の新しさからか、思ったより旨い。上手くできたのかどうかはわからないが、食べられるものになっているだけで上出来ということにしておこう。ただ、塩味がちょっときつかったから、この次の時は塩漬けの時間を短くした方がよさそうだ。