2021年11月17日水曜日

また来たと高台から眺めてみる温泉街

 肘折温泉の朝市は、やはり湯治客に食糧を売るというものだったらしい。いまはほぼ観光用にとなってしまったのだろう。新庄から車で40分ほど舗装道路を走って着いてしまうのだから、秘境と言われてはいるもののその意味での様相の変容はここもある。ただ、ほかには開発の手が付いていない離れた集落で、何回きても様相があまり変化しないので、進入する道沿いの(昔はなかった)陸橋から眺めると、変わらぬ景色になんとなく安ど感が湧いてくる。

 東京の我が棲み処の周りでは、高さ制限を緩和した以降、次から次と45階建てのビル工事がされて、騒音もさることながら著しい変化に囲まれて、落ち着くことがない。そこから脱出して、気持ちの落ち着く懐かしきところとして、自己の「お気に入り」の場所に登録してある。温泉旅館はいくつもあるので、必ずどこかが予約できるのもメリットになる。