2012年1月19日木曜日

今の政治が続くのはゴメンだ

 選挙区5減、比例区80減は多くの願いを捨ててしまう。一人一区では比較第一党が議席を得る。「二大政党論」で自民党と民主党どちらかが残る。


 大阪の区長は30数パーセントの得票率で当選。首長は複数入はらないから、これは制度としてはしかたがない。


 小選挙区制は自民党が独裁的に政治を続け、得票率が30%台になったとき、批判を受けても当選できるように仕掛けを作った。


 民主党はマニュフェストをきらびやかに掲げて、票をかすめ取った。政策の劣化は隠しようもないし、自民党時代の政治どころか、いまや開き直りになった。


 岡田副総理は「公明党にも配慮」とあけすけに言った。だいたい、小選挙区制になって何人首相が変わったか、何人の閣僚が交代したのか。


 政策ももちろん、資質の問題も問われている。アメリカの要求や財界の思いが最優先で、国民の意見要求を切り捨てる。


 こういう政治を保証する制度では、また反国民的な政治を続けることになってしまう。「議員定数を減らして」と、身を削っていると見せかける手法は犯罪的だ。


 議員が国民のために働かないから問題なので、そういう議員を当選させる小選挙区制はよくない。


 議員数が少なくなれば、「原発からの撤退」の要求などは届かなくなる。政党交付金をなくせば400人以上の議員歳費と同等という計算になるという。さっさと止めればいいじゃないの。