早い。時の流れは非常に早い。だれしも感じると言っているが、後ろから何かに追い立てられているように、身の休ませどころのない瞬間がえんえんと続く。
何もすることがないという存在よりいいことと思わなくては、やっていかれない。そして体力気力が少々ずつ、かつ確実に下がり萎えていくのに和合しないと、毎日を過ごせない。
旅の帰りの列車で「義母入院」の連絡あり、そのまま病院に向かう。重体という状況ではないようでなによりだ。
神も仏もよりどころとはしていないが、身近な人が亡くなったり、病気になったりすることが続くと、関連性がないのになにか因縁めいたことみたいな気持ちが湧く。お払いなどということがよく話されて、断ち切りたい思いをぶつける対象にする。
しかし、先で起こってくることに、意思で関与できることはなかなかない。被さってくる仕掛人に、とんがらずに冷静にいきたいもの。