2013年4月8日月曜日

「60過ぎ」の手習い

 どうやら強風も盛りを過ぎたかと判断して、東京へ帰る時間を午前中にしてネットから新幹線の切符を予約した。いつもそうだが、午前中の時間帯だからか、混んでいるわけでもない。盛岡駅で昼食のパンと飲み物を手に入れて、乗り込んだ。2時過ぎから「読書会」があって、天候の具合によっては間に合わない可能性があったから、一応その旨は伝えていた。

 残りのページ数が半分以上あったが、列車の中で懸命に読んで終了させた。新幹線は、出発時間は問題なかったものの、途中強風のために到着が40分ほど遅れた。それが幸いしていおみ終えたのだから、遅れたことに文句はない。上野で下車して読書会の会場へ向かった。

 最近は世の出来事が、これまでの経験からは判断できないことが増えている。生きている間は、多少なりとも生きゆく我が道も理解をしたいと思っていた。というと格好をつけることになるが、東京にいると様々な出来事と付き合いが増えてくるので、友人の話にのって、よしそれではと、普段は嫌いな本を購入して、自分としては非常に珍しく短時間で読了した。

 最近はNETや交流サイトで、相当の情報がわかるが、やっぱり顔を合わせた「議論」というのはいい。最近なかっただけに充足感を持った。日本の国はどうなっていくのか、特に東日本大震災や、原発事故という歴史に大きな印を残すような出来事があるのに、政治がどうしてこんなありさまになるのか、メディアだけでは捕まえきれないことを、少しだけ解明できたように思う。昔組合運動をしていたころのことを思い出しながら、一杯飲んだのもまたいい交流になった。