2014年4月6日日曜日

三陸鉄道・南リアス線が通ってJRは尻込み

 JRの山田線、JR大船渡線の復旧をJRはやりたくないらしい。開通した三陸鉄道とつながらなければ、地方の足としては成り立たないのに、一向に乗り気でない。三陸鉄道の復旧には81億円を要したが、会社には当然資金力はないから、国の財政から負担をした。JR側は資金力には何の問題もないだろう。整備新幹線でもどんどん建設をできるほどの会社力だから、理由にはならない。

 言を左右にして渋っているし、国土交通省も指導する気はないらしいのは、JRの意向をうけたものだろう。どんな山でも海でもトンネルを掘って、線路を敷くぐらいのことは容易くできる技術もあるわけだし、一夜にして駅施設を改修するほどの能力もある。結局はもうからない線路には投資したくないということなのだろう。


 3年もたてば、住んでいたところに戻りたい思いがあっても、だんだん帰れなくなる。復興が進まないのだから更地ばかりが目立つ。JR北海道は途方もない状況になった。国鉄が解体されて分割し捨てられたのだから、当然おこりうることだった。もうからない路線は切り捨てていくのが当たり前では、地元は枯れていくだけになるのか。責任をとるべきところははっきりしている。

JR山田線(宮古⇔釜石)の織笠駅跡(2011109日撮影)