2012年6月11日月曜日

スペインの熱い冬

 2月に旅したスペインの報告宴会で、いつものメンバーと寄り合う。行かなかった人との話の種に、撮ってきた写真を何枚かプリントして持って行った。動画は持っていけないので、こちらに整理。2000枚近く撮った写真がまだ整理できていないから、ちょうどよい機会になった。

動画  アマポーラで


動画  マドリードの恋人たち

散居を求めての旅、不完全燃焼

 64日からの撮影の旅は、連日の運転で移動時間も眠かったが、7日になんとか無事で帰ってきた。帰りは米沢駅で酒を買い込んで4号瓶をすっかり空けてしまった。ちょうど飲み終わったとき大宮だった。二時間弱で大宮へついてしまうのだから、あまり余韻を感じるほどでない。もっとも一杯機嫌でしゃべっているわけだから当然か。


 旅はいい。いいけれども疲れてくると、ちょっと苛立つ。普通の人間である証拠かも。散居を求めての旅だったが、飯豊には景色としてこれというところは見つからなかった。見るところを変えれば、良いところがどこかあったかもしれない。


 観光課にその日に飛び込んで聞いたのではだめで、もっと事前に研究が必要だった。みたらよいという余念が制したことになったが、ネットの写真ではさしたるようには見えなかったので、その点はもっと考えた方が良かったと反省。


 初日は山形県金山町でポイントを探しながら何枚かを写す。二日目は、真室川の台地をポイントにしていた。朝靄で断念しかけたが、庭の様子を見て行ってみることにし、かなり濃かった朝露の風景をカメラに収めた。撮ってみて悪くはないようだと思ったが、プリントするとダメだという。「そういえば、雨と霧の写真は展示会にはないね」という疑問を言うだけの話になった。


 それから飯豊の散居に向かって車で「そぞろ歩き」あっちこっちで止めては、田んぼとそこに働く人がいれば、人を入れて撮った。飯豊では不完全燃焼で、また行くことは止めた。蔵王温泉に泊まって三日目は月山方面に行くことにして移動。寒河江川沿いの田んぼを見つけては車を止めてみる。


 撮るものはあるものの、これだとワクワクするようなものにはもうひとつ出会えない。「傷心の気持ちを上山温泉で癒す」ことになった。最終日は白布温泉の方へ向かった途中の南陽市で、国道沿いの開けた田園地帯を撮ってみようということになった。農家の人との立ち話になった。農業の苦労や、年金や子供たちの話、国の赤字の話まで突っ込んでしまった。


  虚鯊写真集 → 金山町、真室川、寒河江、白布