2014年5月19日月曜日

「恥をかいても発信力を高めましょう」と呼び掛ける山形県知事

 故郷の山形県は、他県の所得水準との比較でも“貧しい”部類だ。特産物もサクランボ、ラフランス、米沢牛、蕎麦、各種の漬物などがある。コメももちろん「つや姫」も販売先着を立てて懸命に売り込みを図っている。山形県だけではないだろうが、2007年を最高に県民の平均所得はマイナス成長だ。県知事は、職員訓示で「恥をかいても発信力を高めましょう」と呼び掛けて、物議を呼びながら、自らも県内産業の宣伝の先頭に立っているとか。

 その努力に水をかけることはないにしても、何かが違うのではと思う。県別のランキングで表すのは一面的ではあるが、東京などの都市部と比べると圧倒的な格差がある。都市部偏重のあり方による所得水準の差を当然視するなら、その富の差は所得の再配分が必然であり拡大してしかるべきところだ。地方交付税を減らすという不当な扱いをすることはおかしい。


東京の平均所得は2006年で4,820(千円)
山形県
2006年度 県内総生産 41356億円  県民所得2,472(千円)

2012年度 県内総生産 42042億円   県民所得2,439(千円)