2017年11月13日月曜日

故郷の墓参りをして紅葉を見る

 山形にある故郷ゆえの墓参りに行った。昨年はあけてしまったが、娘が行こうと言い出してくれて、命日よりは早く出かけることにした。過去には車で出かけたこともあったが、新幹線の方が楽でいいということになった。(娘もそんな年になったのだ<ナイショ>)朝早く仕事に出かける娘の毎日では、無理はしない方がいいと思うし、最近の自動車事故のすさまじさをニュースで見て、車の使用はなるべく避けた方が賢明だという気もある。

 とはいえ、現地ではレンタカーを使用しないと、紅葉を眺めるという邪念も果たせない。鬼籍の主が好きだったもの、十六茶、オロナミンCなど入院中に好んでいたものを購入して墓へ参った。寺へ行く道は覚えているはずなのに、目標を誤ってしまって近所を一回りしてしまった。たどりついたお寺はそれらしい「山門」がきれいに無くなっていて、また通り越してしまった。20年もたてば変わるものがあることはわかっていても、お寺くらいは変わらなくともいいのにと余計なことを思ってしまった。

 肘折温泉は何回目になるのか、金山町の写真展の時以来何回となく訪れている。秘境と言われていても、現在は新庄から車で40分ほどだから遠いという感じはそんなにしない。来るたびに同じ風景を見られるのがいい。銅山川の奥まった地にへばりつくように、変わらぬ温泉街がまとまって並んでいるのが、落ち着いていて好きだ。今回は紅葉時期にあたっているのでいつも泊っている「日本秘境を守る会」の宿は満員だった。初めての宿は、若手の人たちが営業していた。