2019年8月26日月曜日

暑さに負けずハゼつり


 最近はほとんど釣りにはいっていない。釣りはものによってはそれほど体力を気にしなくてもいいが、地元の釣りの会がなくなってしまったあとは、遠ざかっている。5月に「外来魚駆除つり」に誘ってもらったときに、たまにはやってみたいものだという気持ちが湧いていた。

 読書会のメンバーから「ハゼ釣り」の話が浮上して、暑気払いにハゼの天ぷら(唐揚げ)でやろうかと決まって、妙に気持ちが重なった。支度は4人分しなくてはならないが、釣り道具は一部断捨離したものからは免れていて、支度が支障なくできあがった。多少の面倒さはあったが、かつての釣り支度のように動いているうちに「ワクワク感」もでてきた。

 東大島駅のすぐそばで、旧中川がつり場だった。駅で皆を待つ間、昼食を用意しようとコンビニに入った。外に「餌あり」という幟があったので、「まさかここで餌を売っているのではないよね?」と声をかけると「そのまさかです」と返事が返ってきた。今回は前日に購入していたので不用だと断ったが、ここで手に入るなら、また来てもよさそうだと言う気になった。

 ハゼの反応がとても良くてアタリが多くあって、餌をとられることも多かったが、それがまた釣りの面白さを増幅して皆で楽しめた。釣りは釣れなくては面白くない。そこをクリアしたうえ、川べりの環境が非常によかった。足元も安全で釣り場の範囲も結構ありそうだった。

 Sさんの自宅を使わせてもらって、唐揚げに挑戦したところまではよかったが、二度揚げで出来上がったのは19時になってしまった。この唐揚げがうまくできあがって、じつに美味しかった。油ものだからという予想に反し120尾は口に運ばれた。残ったのは僅かだった。

 かくして暑気払いは、「例年も」という言葉が出た。朝のうち少し雨もあり涼しかったがどんどん天気が良くなって、やめるころには、夏の日がまぶしいくらいになった。汗を何度もぬぐいながら、いい大人たちが夢中になって子供のように遊んだのが印象的だった。