2023年12月7日木曜日

島を削って「持続可能な開発」?

 呉市の上蒲刈島は瀬戸内海を挟んだ四国の今治が海を挟んだ向こう側にある。島の南側に大きな砕石工場があり、二か所の砕石跡が生々しく見える。この砂利や砂が都市再開発や「公共事業」に使われていることを考えると穏やかな気分でなくなる。ここからという特定はできないが、あちこちの山を削り出して辺野古の海底軟弱地盤へ投入、焦眉の神宮外苑再開発など各地の再開発事業に利用する(している)ということだろう。一棟の高層ビル、マンションでどれだけ山をつぶすことになるのだろうか。コンクリート材の供給をする側も自然破壊の被害を被っていることも忘れてはならないと思う。こんな風景を見るとSDGs(持続可能な開発)は自然界にはナマぬるいことじゃあないかと思う。