2018年11月25日日曜日

断捨離を追いかけるやつ


 親父のかつての住まいに、片付け(断捨離)に行った。大方済ませていたものと思っていたが、主に物置に農作業の道具と釣り道具が、置きっぱなしで後回しにしてあった。

 農作業用道具は、使えそうなものもあるのでいくつかは残すとして、釣り道具はほぼ不用としていいものだった。しかし使えそうなものがあるのがなんとももったいなくて、東京に送ることにした。

 自分の釣り道具は、先日断捨離の対象にしたのに、また増やすというのは矛盾を抱える。子供のころは、欲しいものも買ってもらえずに、その恨みがこころに残っている。それが「もったいない」の思想をはぐくんでいるのだろうか。どこかで使えそうという「悪くない」気持ちを、それまでも断捨離にかけなくてはならないときになったのだろうか。

 物置にそのほかのいらないものも結構あった。清掃工場が近くにあって、持ち込みができたので、10回にわたって軽自動車で運んだ。腰がまた痛くなるだろうかなと心配しながらだったが、力を入れて持ち上げるという「運動効果」が、かえって筋肉に刺激を与えたようで、その後の動作にしっかり感がでたのは幸いだった。