2012年9月21日金曜日

ちいせぇ、ちいせぇ

 パソコンの文字が小さくてねぇ。パソコンを開発する連中は、そんなことは織り込み済みで、拡大する方法はいくつもある。ところがなにせ、パソコンというのが最初は何が何だかわからない代物だからやっかいだ。

 技術の開発はそうした問題の解決を目指すことなのだろうけど、これに限ってはあれこれの仕掛けが多すぎて、どうすればよいかよりも、自分で何をしようとしてるのかさえ不明になって、ただただうろついて疲れ果てる。

 解決がなかなかつかないから、無為な時間だったと思ってしまう。ほんとは無駄遣いではないのだろうけど、こんな繰り返しで、ほんとにどこが便利な機器なのか、判然としない評価をする羽目になる。即決で分かるようになるためには、大枚をかけて勉強に行くことが一番手っ取り早い解決になる。なんだって金だ。

 職場にパソコンが導入されて、各種の書類や申請書が「電子化」されていった。税の調査で「決定通知書」がシステムに取り込まれたとき、不服審査の説明文が小さい文字で印刷された。そういう「開発」になったとき、それはまずいんじゃないのという声があがった。不服審査という権利を説明する文が、虫眼鏡でないと読めないようなものでいいのか。今届く役所の通知類は、そう極端に小さくないから、改まっているかもしれないが。