2014年4月19日土曜日

携帯電話が鳴ったら「ミサイル発射」かも

弾道ミサイルの発射などの武力攻撃を受けた場合は、避難や救援のための情報を「強制的」に教えてくれることになった。
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 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルは328日、「全国瞬時警報システム(Jアラート)」で発信する国民保護に関する情報を、携帯電話やスマートフォン向けにも配信すると発表した。
 Jアラートは、弾道ミサイルの発射など日本が武力行使を受けた際、その被害や影響を最小限にとどめるために避難や救援のための情報を配信する仕組み。
 これまでは自治体の防災行政無線などが主な配信先だったが、41日からはドコモの緊急速報「エリアメール」、auとソフトバンクの「緊急速報メール」にも、“災害・非難情報”として一斉配信する。
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ご親切にと言いたいところだが、ここまでしてくれるなら、万一原発事故が発生した場合の方をやってもらった方がいい。

北朝鮮のミサイルの「迎撃」はできない。万全の体制は存在していないと言った方がいいかもしれない。早期警戒衛星は日本では使っていないからまず発射の段階がつかめない。航空機からの赤外線センサーで補足するのが精いっぱいらしいから、小一時間で飛んでくるのに対応するのはかなり難しいことだ。どこが狙われているか不明な状況に備えるのは、日本国中に配備することになる。
 
そんなことはありえないから、せいぜい政治的軍事的に重要な場所に限ってのことになるだろう。発射時に補足できないものが途中から、仮にわかったとしても迎撃はできるか疑問だ。ノドンは撃ち落とすのがかなり難しいのが現状とされている。
ミサイル本体が直撃することによる目標撃破を主眼として新規開発されたPAC-3ミサイルの配備が報道されている、対弾道ミサイル攻撃においては射程が20kmと短く(対航空機射程は80km超)、迎撃可能範囲が小さいという問題があるらしい。

だからさすがに、ミサイル防衛については「限定的な対処手段」として限界がるものという本音が言われている。

「ミサイル防衛で使用される兵器は、弾道弾を所持する国家に対してその効用を全く失わせる万能兵器では無く、政治的な圧力をかける為の兵器でもない。弾道弾と大量破壊兵器を併せ持つ国家は増えるばかりだが、その種の国家の武力的恫喝に対する限定的な対処手段にすぎない限界を持っている。」
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~YAHOO知恵袋の回答のベストアンサー
問=北朝鮮のスカッド、ノドン、テポドンなどの弾道ミサイルが日本に飛んで来た場合、日本の地対空迎撃ミサイルなどで何割ぐらい打ち落とせるでしょうか?
答= 理想的にうまく当たったとして、一割でしょう。

~ベストアンサー以外のアンサー
「射程1200kmのノドンミサイルで3割程度、射程3200kmムスダンミサイルで1割程度と配備中の北朝鮮軍の撃墜率が予想されている、あくまでも、米軍のミサイル早期監視衛星で発射を探知、日本海に配置されたイージス艦のSM3弾道弾迎撃ミサイルで最大撃墜率」
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…これがせいぜい可能性の高いうまくいった場合のことだから、何ともむなしいことだ。こんなバカげたことに財政や、軍拡競争に首を突っ込んでいないで、ミサイル発射のボタンを押させない外交をするのが、ベストな選択だ。
一時間前に発射されたと知らせて、いったい何を求めようというのか。バカバカしさこの上ない。