2013年9月20日金曜日

あきらめない

 安倍首相が、あわてて福島第一原発に行った。原発対策が国際公約にランクアップしたのだから、行かないわけにもいかない。汚染水の影響は「湾内の0.3平方キロメートル以内の範囲において完全にブロックされている」とまたコメントした。東電でさえ「コントロールできていない」と言っているし、毎日の汚染水漏れのニュースからは、到底信じられない。

 原発の安全神話とは、安全だと信じようとする活動なんだろう。これだけの確信をもってスラリと言ってのけるのは、なにかの力によってマインドコントロールに陥っている。

 せっかくだから、「全面にたって」週に一度くらいは福一原発の状況を点検にいったらどうだろう。5.6号機の廃炉を要請したとのことだが、恰好だけとの批判はまぬがれない。「全国を回って、廃炉要請を」という投稿もあったが、そこに向けさせる力はもっと蓄積が必要なことには違いない。政府を変えることまで考えられないと思うが、今は言い続ける以外ないのだろう。