少な目の雪の上を、やけにウサギが歩き回って(チョン、パッの足跡だから「飛び回って」か)いるようで、どこにも足跡がついている。見まわしたところ、餌となるようなものはないようなのだが、アトランダムに気まぐれで歩いているような感じで面白い。人間の生活に割と近いところで生きているのだろう。生活で不要になった残り物にありつけるということなのだろうか。狸にしろ鳥にしろ、クマにしろ、人間の生活を意識していると思うとおかしい。
クマやカモシカ、狸、キツネなど、どちらかといえば、‘友達’とは思われないような評価(文化か)が定着しているが、ほんらいそんなに悪さをするものとも思われないのだが、里に出てくると追い払われる。追い払われた場所はだいたい「昔」は人がいなかったところじゃなかったかのかな。エサの多寡も人の生産活動の影響なのだし。