2013年11月26日火曜日

寸又峡の紅葉は悪くなかった

 富山では時ならぬ雪崩も起きて、気候の変動の影響を軽く見ることができない。「遊ぶ経済効果」に期待される時代だから、安全に四季折々の楽しみを味わうようにしたいものだ。どんどん減らされていく年金を叩いていくのだから、紅葉の時期もピッタリでなくてはならない。

 そんな思いを持って訪れた寸又峡は、すでに秋の終わりのような気温だった。昨今の暖かさになれた体に寒さを浴びせられたようだった。温泉はまたぬるめだからゆっくりつかって暖まったものの、暖房抜きにはいられない。アルコールの力を借りての常套手段で寝入った。朝早く撮りに行こうかと目論見だけはしていたが、寝過ごしてしまって果たせなかった。

 朝食後9時を回って1時間半ほどのコースを歩いていくと、谷はまだ陽が入っていなかったから、早くなくてよかったと言い訳がたった。紅葉は盛りを少し過ぎたのか赤い紅葉が一部黒ずんでいた。黄色の紅葉もその他の木も葉が落ちているせいか透けていて、ボリュームに物足りなさを感じるものだった。折り返しての帰り道では陽が差し込んできて、やっぱり陽射しが入る軽視がなにより良いとシャッターを多めに切った。