2012年4月25日水曜日

理のあるところに動いていけば


 東海村村長さんが、東海第二原発の廃炉求める集会に「原発事故の原因究明、責任も明らかにすることもなく停止原発の再稼働に向けて突っ走っている」と旗幟鮮明にしている。ヤクザと同様に札びらで顔をたたくようなやり口で、補助金をぶら下げて原発 建設、稼働をおしつけてきたことに対しての批判になった。

 そうですよ、もう安全神話をやめる時期とだれもが思うときです。しかし、そういう態度にまだ勇気が必要な状況は残念ですが、いまに流れは変わっていく気がします。

 市民の目線はもう一つありました。佐賀県武雄市議会で、共産党の江原議員が米海兵隊を「殴りこみ部隊」と表したら、議会の品位を汚したということで、議長が祖先して懲罰にかけてしまった。多数で「出席停止一日」を強行してしまいました。

 このとき、自民党の谷口議員が懲罰委員会で「少数意見の留保」を提起して、懲罰に反対の意向を表明。この谷口議員は「市民の目線で見て大事」なことと、政党の違いを評価しつつも、物差しをキチンとあてて態度表明をしたものです。

 昨日(24日)の佐賀県武雄市議会の臨時議会で当の牟田議長が議長の辞任を申し出ました。辞任の理由は「この2年間に江原議員と保守系無所属の議員に対し、合わせて2回懲罰を可決したことの責任を取る」と表明、副議長もともに辞任し全会一致で承認されました。

 まさに少数波から多数派への変転となりました。最初は少数でも、理のあることは道がついていくことに希望をもてたことがらでした。