2015年4月5日日曜日

国会議員を止めるのがあたりまえでしょ




 国会を病欠してお出かけになった議員で、賑やかな話がヒートアップしている。2時間半以上の記者会見をして、言い訳をしたつもりなのだろうが、結局議員辞職はしたくないという意向を受け入れて、維新の会から除名処分にとどめるという扱いをした。自民党閣僚の8人にも上る不祥事も野放しになっているのだから、これしきのこと許されるとのへ理屈もとおってしまいそうだ。

 旅行ではなかったんだという説明で、有権者の批判を乗り切れ得るという腹だとしたら、とんでもないことだ。病院に行った当日の12日夜に自民党の赤枝恒雄衆院議員と都内で会食し、体調不良だった13日に大阪に移動したことは報道もされているから認めないわけにはいかない。どうしても苦しい言い訳をしなくてはならない。ここは辞任をして将来に備えなさいという説得に応じなかったということだったがうまくゆかず、辞任させることもできなかった。

 この類の問題の時、特に政権党は党籍を抜く処分をするやりかたで逃げるが、もともと国会議員なのだから、有権者に対しての態度とは別のこと。党に傷つかないようにという建前を優先させるのが当たり前のことになっている。挙句の果てには「あの議員とは二度と付き合わない」と橋下最高顧問がいい、個人責任になすりつけると言う結果に逃げ込んだ。

 マスコミの「橋下露出」に乗じて全国から、議員対象者を集めて少しばかりの研修をして多数当選させたのだから、あれこれの騒動は当然起こりうることだ。現に起こっている)議会の場が「就活」で「恋活」「婚活」の場になってしまっては、「国権の最高機関」には程遠いところになってしまう。

2015/01/12 - 昨年12月の衆院選群馬2区に立候補し、比例代表で復活当選した維新の党、石関貴史衆院議員陣営をめぐる選挙違反事件

2014/08/12 山本景大阪府議、LINE中学生恫喝を丸坊主+ブログで謝罪も「大阪維新の会」除団処分