気象庁のスーパーコンピューターが2月4日夜から約12時間不具合で、「数値天気図」などが作成できなくなり、5日午前9時に復旧した。これが影響しているかどうかはわからないが、5日夕方の段階で寒気が接近したので、大雪を予報した。1月14日に似た気圧範囲だったからだった。大雪の予想ははずれて、都内では6日早朝から降り始めた雪は想定以下でやんだ。
1月14日の大雪では、「雪が積もる可能性は少ない」と予報し、首都圏の交通機関が混乱したため、JRは6日午前中の湘南新宿ラインを止め、山手線、東海道線などで「7割」運転を実施した。気象庁は「雪対策の準備や電車のダイヤ変更などで迷惑をかけた」と陳謝することになった。
他方、「ウェザーニュースの予報」は、気象庁のデータに全国3000カ所の気象観測設備を設置して気象データを収集、700台のライブカメラ、サポーターの投稿で情報を収集して予報している。6日は20万件もの報告が寄せられ、午後2時には「雪ときどき雨」に変更したという。
北海道では9人が暴風雪で犠牲になるなど、痛ましいことになった。気象庁は、よりわかり易く知らせる方法を検討するとのことだが、天気予報は地方の場合は、情報量が極端に少なくなる。
北海道が故郷である人が、安否を尋ねたところ、メールで返事があった。
「何時もそうですが、報道機関も訳のわからないバライテー番組ばかり、肝心な気象情報や通行止めの情報が報道されませんでした。
天気情報は、予報の域を出ず地域の的確な報道が有りません。夏も冬もそうですが、発達した低気圧がオホーツク海に抜けるときは何時も大荒れになるのは、統計的に分かっているはずです。
湧別の親子の死亡は、児童館へ子供を迎えに行っての帰り道の事故、助けを求めたが、消防や警察は他の救出に出ており、そのため時間がかかり、ガソリンが切れ徒歩で車から離れての事故です。
子供を守るため、子供に覆い被さり父親は凍死、子供は足に軽い凍傷とのこと、また自分の防寒着を子供に掛けてとのこと、痛ましい事です。過疎化が進むと此れからも此のような事故が増加すると思います。」
正確な気象情報を捉えて、必要とするところへ、十分に伝えられるようにしていくことが求められる。情報化社会に格差があってあるのでは、デジタル社会を自慢するわけにはいかない。
気象庁の大雪予報が外れた日、ウェザーニューズはなぜ、「雨」を予報できたのか (1/2)
ウェザーニューズとKDDI、ケータイ・スマートフォン向け気象情報サービスで提携
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1009/29/news094.html
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1009/29/news094.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/07/news022.html