2023年1月29日日曜日

寒いなか写真展会場を見て

撮った写真を皆がどうみてくれるかの心配は、展示した者たちの共通する気持ちで、期待と不安が交錯する。展示者の心持ちを重ねて勝手に解釈するけれども、心配でもありながら、「どうだ!」みたいな増長も少し含んだ気持ちが混じって、精神状態がかく乱される。

「神」からの授かり物はとうの昔にあきらめたので、どれだけの「学習の成果」が現れたのかが問われるときになる。今はスマホ撮影では「映え」として「カメラ撮影の既成概念」を超えて広がり続ける。それも写真であることに違いはない。それがどれだけ融合していくのかはわからないが、自分の写真としてだけに力を籠めた結果に、意図したものが映しだされて、共感を得られればそれに越したことはない。

たとえテーマが「そこの街の」とか「今の世の中の」とかという後景を意識したものであっても、違いが出ることができたらいいなと思う。いつも思うのは皆がテーマも違うし好みの違いもあって、様々な場面を切り取りながら、重ならないというのがまた一つ面白い。「みんな違ってみんないい」とは文化のありようにも適用されるのだろう。




2023年1月19日木曜日

運転免許の「高齢者講習」に行ってまた自覚する「劣化」

 認知症の検査は昨年受け、いくつか回答ができなくて「ああやっぱりだな」と自覚にそった結果を認識することになった。運転免許の「認知症の検査」はネットにも情報が載っていて、回答を丸暗記したという話を後から聞いた。検査はそんなものなのかという安直さの裏返しは事故だから、本来深刻なことで穏やかなことではない。

 高齢者講習もまた緊張感のわりには、簡単に終えた。教習所内の実証運転と目の検査、講習を2時間程度で体験した。実証運転も「運転してみる」という程度のことで、縁石に乗り上げても別になんということもなく、講習という内容を感じるようなものでなかった。「車庫入れ」があると聞いていたのに、それはなくなったとのことだった。停止線、信号、優先などの諸注意をこなしてみることで、同乗の3人のメンバーは「全否定」「危険」などの注意も特になかった。もっともそういう「注意喚起」をするのかどうかも不明だった。

 後半に目の検査で「動体視力」、「夜間視力」などの測定がされた。参加者のなかで「医者との相談」という扱いがあったのかどうかは判らない。免許の更新は、「講習」をうけることで可能ということらしい。講習では高齢者が、信号無視、一時停止などの違反によって、次回の更新時にはビシリと運転技能検査を義務付けられるほか、臨時認知症検査の対象となる18種類の違反もあるとのことだった。「認知症の検査」と「高齢者講習」は民間委託の一種なのだろうか。終わってみると計7500円の費用は安くはない。更新はここまでだなとの思いを持った。



2023年1月12日木曜日

「今年もやります」の気力をかきだして写真展

 どんな一年にしようかと気を入れる元気は、とうに過去の話になった。とはいえ、なにかとあれこれの失敗はあるし、なおかつ増えてくるのだから、気力を軽く見ているようでは何がどうなるか心配ばかりが先行する。新しいことをするのは大変だからなるべく避けるとしても、自分が背負っている「仕事と課題」は「どっこいしょ」の気力を奮い立たせなくちゃしかたがない。

 今月の25日から立川で、写真展をやる予定で昨年から会メンバーで「どっこいしょ」と立ち上がっている。写真の選択に始まって、展示会のレイアウト、DM作りと発送、会場セットなどなど。やはり高齢者が多いし、撮影することから出品するまでの作業はなかなかすっとはいかないところがある。ここまできて全員が展示作品を出せることになったということで、ともかくも役員さんの努力には頭が下がる。

 一人で展示会をやるのは容易でないところ、皆の力でやりあげるのは、なにより撮った作品の発表としての場をもてることで、なにより貴重でうれしい。撮ってから発表までの過程はジグザクで、自分の未熟さも振り返ることになる。必ずしも満足感が先行することにはならないけれども、展示会が「区切りとまとまり」の場になる。お仕舞ではない「区切り」になって、次の撮影の始まりにつながるということでの催しになる。一年の最初の催しで、旨くいくといいなと思う。





2023年1月5日木曜日

換気寒急ぎ飛び込む一番湯

 明けて早くも5日になった。正月は家族で旅に行くことにしている。年寄が他界してからは残りの家族が会する唯一のとき。遠くにいるわけではないが、やっぱり顔を合わせるのがいい。一年で学んだこと、身についたホコリもそれとなく伝え合うのが面白い。きっとこれが毎日のことだと全く違ったことになる。

 一昨年前に来ている温泉なのに、今回は以前より寒さを感じた。うっすらと雪が舞うところは前回と違うし、浴場の換気が強めにしてあるのがそれを感じさせるのか、加えて自分の身体の変化によることもあるのだろうか。気持ちぬるめの温泉で十分温まってあがっても、2時間もたつと部屋の換気に寒さを感じる。食事の前には温泉に二回入って暖まってから臨むことにした。

 体調と相談してアルコールはいつもの半分以下、中瓶ビール2本でも息子と二人で残してしまうほどだった。せっかくのごちそうは、思い切って一部残すということにした。一回はブログを書き込もうと、パソコンを持って行ったのに、集中してできなかった。新聞と本をじっくり読んで正月の裕福な時間を楽しむことはできたので、まあまあ良い正月になったとしておこう。年賀はがきは今回も自製でやったけれども、文字が読みにくかった。何回か文字色を変えてみたがどうもよくならなかった。編集ソフトでできないはずはないと思うので今年の課題になった。

年賀状、文字は黄色にしたけど…


鴨南蛮は美味しかった


蕎麦を待つ間、スマホ撮影の練習


蕎麦屋さんにあった木、猫柳のような芽がおもしろい


料理を食べてしまったので仕方なく工作