2021年8月27日金曜日

パソコンと支えあいの自粛生活の日々

 パソコンがいいのは、どこを動かせば結論(成果)が得られるかを常に考えなければならないところかな。脳が刺激受けて活性化をさせている。自粛生活を迫られることでパソコンラックの前で過ごすことが余計に増えた。成果を上げて金を稼ぐわけでないから、まったく気楽に自主的に取り組めば、よい時間つぶしにはなる。

 夜は9時前にはパソコンの椅子から立ち上がるようにはしている。頭が稼働して興奮状態では寝つきが悪くなる。パソコンを立ち上げる前にコーヒーを入れるのがセットになっている。コーヒーの飲みすぎにも気を遣わなければならない。寝足りない状態に陥って、昼間寝てしまえば生活が狂ってしまうので避けたい。日頃本は読みをしたいと思ってはいるが、なぜかとっつくまでに時間がかかる。不幸にして読み始めると、それでまた頭の興奮状態を覚ますのに大変になる。

 パソコンのファイル整理をここずっと続けていたので、すっかりきれいに出来上がった。(はずだ)。少なくともどこに何のファイルがあるかは、たどれるようになったし、ノートパソコンとスマホでも同期が出来あがり、backupもシステム全体の整備できた。今回発見したのは、パソコンはある程度の誤りは自力で修正するものだと分かったことだ。おかげで、ファイル構成の全体像が見えてきた。もう20年もいじっているのだから当たり前と言えばそれまでだけど。

パソコン整理ですっきりした気分になりカメラをもってでかけた











2021年8月21日土曜日

隙間というイメージはちょっとネガティブ

 隙間バイト、隙間収納、隙間テープ、隙間産業と使うと少しポジティブになる印象があるが、この言葉の使いようは比較的新しいことだと思える。歌は世につれではないが、時代の変遷によって、ことばも変容を迫られることになる。「隙間風」だと障子や壁の間から入ってくる風、「夫婦の隙間風」などと使われるとよいイメージにならない。「隙」だと勝負のときのポイントとされる。勝つ場合と負ける場合の原因としてよくいわれる。必ずしも科学的とは言えない場合もあるようで、注意を喚起する精神的意味合いを持たされる。

 新型コロナ感染の「蜜」が拡大の元だと「隙間」をとることが再三繰り返され強調される。蜜の元は家庭を除けば、都市生活の過密さが要因になっていることで、通勤電車、仕事場、学校、催事会場、デパ地下など人が集中しているところが、好んでウィルスの繁殖場所として絶好の場所になっている。さっさと感染拡大を遮断すべく十分な感染検査もしないし、あいまいなワクチン入手の接種待ちで、対策の「隙間」を攻撃されている。

 しかもデルタ、ラムダ型と変異を重ねて容赦ない。一度下火にした国でも再拡大しているところもあり、なかなか火消しまでには至らない。人類の側の軍事大国がいかに軍拡をしようが、核兵器を増量しようが叶わないところは滑稽でもある。 

我が家は隙間か
在宅で働くところ
家族感染するところ
自宅療養するところ
自宅放置死させられるところ
医療崩壊というけど、家族崩壊、いや政治崩壊と違う?








2021年8月16日月曜日

【東京五輪】 メダルレース、尺度を変えると……アメリカは15位に

BBCニュースからの引用~

個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではないことを事実上無視して、NHKは活躍の証拠だとして発表することを公言しているし、メディアの扱いも大方同様になっている。「メダル争い」が国家間の競争とされ、集約されては平和に貢献することになるのだろうか。日本でも「国威の高揚」に使われていることが当然視されるべく扱われ、開会式での「自衛隊の活躍」を見れば軍事の色彩まで感じてしまう。政権の浮揚まで利用されては、上前を撥ねるという点でも冒涜ともいえることだろう。日本では「人のフンドシで…」「虎に威を借る…」という格言がまだまだ生きている。

~この点でBBCのニュースの記事が面白かった

東京オリンピックのメダル獲得レースは今回も、アメリカや中国といった大国が上位を占め、1位はアメリカだった。しかし、各国の人口や経済力を変数として考慮した場合、順位はどうなるのだろうかーというもの

 ~つまり国ごとのメダル数を単に比較しただけでは「実力」ではないこと

「大事なのは人口と収入レベルと政治体制だというのは、今でも明々白々だ」と、五輪予想を研究する英リヴァプール大学のエコノミスト、デイヴィッド・フォレスト教授は言う。

~人口が大切なのは当然

国の人口が大事なのは、競技人口が多いほど優れた選手が出る率が高くなるからだと、フォレスト教授が言う。「世界的なアスリートになる資質を持って生まれる人はとても少ない。たとえば、人口633622人のルクセンブルクを見てみる。7種目に選手12人を送り込み、メダルは取れなかった。

一方で世界3位の人口規模(約32800万人)のアメリカは、35種目に選手613人を送り込み、メダル獲得数はトップだった。

~人口100万人あたり獲得数では

国の人口100万人あたりのメダル獲得数を比べた、従来とは違うメダル・ランキングを作ってみた。この数え方でいくと、人口わずか33000人超の欧州の小国サンマリノが、獲得したメダルわずか3個でも、ランキング1位になる。一方のアメリカは、この尺度では20位以内にも入らず、60位になる。

 
~貧しい国の場合は

「とても貧しい国の場合、人口という潜在能力を、国際舞台での実際の競争力に転換することができない」と、フォレスト教授。「そもそも国民がスポーツに参加できなければならない。たとえば、競泳の素晴らしい才能を生まれつき持つ人がいて、あとはその能力を引き出すだけだったとしても、国が貧しければプールがない」

貧しい国が勝つのは、たとえばレスリングなど低コストの競技になりがちだと、教授は言う。(~日本は貧しい国だ)一方で、裕福な国は人口規模にかかわらず、馬術やセーリングなどで活躍する。

~国民の平均所得では

国民の平均所得を検討要素に加えると、(メダルレースで2位と3位だった)中国とロシアは、実はアメリカの成績を上回ったことになる。この別バージョンの順位では、1位は中国、2位はロシア、3位はケニアだ。そして、いつもならメダル順位1位のアメリカは、この指標を使うと15位になる。

~政治的文化的要因

フォレスト教授によると、旧ソ連圏の諸国は、かつての共産党政権が構築した強固なスポーツインフラが残っているため、有利な傾向にある。英連邦の国々も、国の規模や経済力に対して比較的、好成績を残しがちだ。これはおそらく、イギリスが現代スポーツ発展の先駆者だったからだろう。イギリスは現代のスポーツ競技を開発すると共に、スポーツ競技への熱意を世界中にもたらした。ほとんど常にメダル数でトップテンに入るオーストラリアが、その典型例だ。

~国がどの競技に選手を送り込むかも関係

インドではクリケットが国民的スポーツだが、クリケットはオリンピック競技ではない。インドではオリンピック競技でもあるホッケーもさかんだが、それだけでは男子チームに1つ、女子チームに1つと、最大2個のメダルしかとれない。一方、体操や競泳や陸上など個人種目が多い競技なら、選手1人につき複数のメダル獲得が可能だ。「一般論として、チーム競技に熱心でもメダル数という意味ではあまり役に立たない」

~メダル獲得数予想は様々な要因がある

データ分析会社ニールセン・グレースノートのスポーツ分析責任者、サイモン・グリーヴ氏は、オリンピックのメダル個数予測が厄介なのは、こうした様々な要因がからみあうからだと話す。人口や人口当たりの国内総生産(GDP)などといった変数だけを使うと、その国のトップアスリートの活躍を過小評価してしまいがちだ。


国別のメダル獲得数で単純に比較しても、国の順位を表すことはできないし、アスリートたちの活躍を正当に評価もできない。テレビ画面に吸い付けられて、感動とその増幅を押し付けられているだけでは到底読み取れないと思った。

2021年8月7日土曜日

オリンピック報道を演出する「どなり」今昔

オリンピック実況放送で「前畑頑張れ!」という、アナウンサーの言葉が語り継がれている。1929年オリンピック女子200メートル平泳ぎ種目の決勝戦の放送ー 

「前畑! 前畑がんばれ! がんばれ! がんばれ! ゲネルゲンも出てきました。ゲネルゲンも出ております。がんばれ! がんばれ! がんばれ! がんばれ! がんばれ! がんばれ! がんばれ! がんばれ! 前畑、前畑リード!~~前畑リードしております。前畑がんばれ! 前畑がんばれ! リード、リード、あと5メーター、あと5メーター、あと4メーター、3メーター、2メーター。あッ、前畑リード、勝った! 勝った! 勝った! 勝った! 勝った! 勝った! 前畑勝った! ~~前畑の優勝です」

河西氏の実況アナウンスは、「あらゆる日本人の息をとめるかと思われるほどの殺人的放送」と激賞された一方、「あれでは応援放送で、客観的な実況放送とは言えない」「第三位以下の選手の順位が不明で、スポーツ中継としては欠陥商品だ」といった批判も少なくはなかった…と評されている。

今回のオリンピックでも、実況アナウンスや解説者の「のめりこみ」が気にかかる報道がいくつもあった。「金メダルが…」と煽りたてるばかりの声…。オリンピックの実況放映で「メダル獲得」を至上のこととして、強調されて見苦しく感じた。ニッポン中心に拘泥せずに、少し離れて競争相手の情報や人となりを紹介するなどして、内容を豊かにしてくれれば、もっと楽しめるのにと思う。政権がうしろでメダル獲得を煽り立てて、「何個以上」とかという言葉が飛び交うようでは、オリンピックにおける日本中心の狭さを海外に知らしめるだけだ。

 ちなみにオリンピックには206カ国が参加しているが、メダルを一つでも獲得した国は85か国(7日現在)41%となっており、6割がメダルに関わらずに参加している。

「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」のオリンピック精神が、少数の国の「メダル獲得国威高揚」騒動になってしまっては、いかがなものかと思う。

招致わいろ、建設やりなおし設計、エンブレム騒動、費用問題、開会式騒動など盛りだくさんの汚点、コロナ感染拡大下での強行開催など、本来なら再起不能倒産状態というほうが当たっているかも。 

2021年8月1日日曜日

感染者急拡大3000人、みるまの4000人超えても平気の平左?

 初めて3000人を超えた28日、小池知事は記者会見で相変わらずの「不要不急の外出を控えて。皆さんの力を得ておさえこんでいきたい」「質問は1問だけ」と30秒で切り上げた。272800人越えの時は取材には応じなかった。27日夜には福祉保険局長が「いたずらに不安をあおらないようにしてほしい」と発言。これにはさすがにNHKの報道でも批判的な都庁記者コメントをしていた。「ダイジョウブ」と言える根拠はどこにあるのか。一方官邸は28日「本日はお答えする内容がない」と言わず語らずで、コロナ対応に説得力のあるコメントはなし。

 伊藤美誠選手の中国遠征での体験をNHKスペシャルで見た。コロナ厳戒態勢の中、上海空港では防護服の男たちに囲まれ通訳は近づくことはできない。2週間の隔離期間を経て二つの国際大会に出場する。上海のホテルでは親子とも別々の部屋に隔離、常に監視員が見張る。上海から威海にむかうバスには5人のみ乗車、親子の会話もトランシーバーを使う。1000キロ先の試合会場まで救急車とパトカーが伴走。連日のPCR検査。という具合に感染対策が非常に厳重だったらしい。東京の五輪「バブル状態」は言わずもがなで、こんなふうに厳重にしたら「やれない」ということに尽きるのだろう。

NHKスペシャル