2016年10月1日土曜日

どうしてくれる気?臨海部副都心構想という日の目を見ない私

臨海部副都心構想は失敗が総括されないままに、築地卸売市場の豊洲移転を進めた。決めようとする意図が働いた。移転がなんの「はたらきかけによって」成立したことなのだろうか。そのなぜ?は不条理な「後ろ暗いこと」とすると符節は合う。明らかになってくる事実からは、まだその流れのつじつまが合わない。見えてきたのは良心的に「都民のため」というキーワードが怪しげなものだということ。

臨海部開発は30年たっても収支が取れないと東京都は自ら認めていた。2000年から始まって有明北の埋め立てを強引に進めたものの、いくら土地値を下げても企業の買い手がつかない。同じころ、築地市場移転をあの手この手で市場の賛意を作り上げ、誘導して、オリンピックの大義を持ち込んでまで価値を高める関連付けを狙ったのではないだろうか。都の半都民的隠ぺい体質は、もう限界まできた。作ったの「あの方」にはじまる歴代の都知事が招いたことであり、それを支えてしまうことになった200万を優に超える票だった。


疑いの目をもうしばらく保っておかなければ、怪しげのことはまた起こるかもしれない。新知事さんが自民党籍のままというのはどうしたことなのでしょう?戦略なのでしょうか?二度あることは三度ある、といったことなど絶対にないように、こころしておかなくちゃなりませんが、どんなもんでしょう。いまのところ大いに期待をしてはいますが、「汚染のことは、私は知っておりました」という言葉はいい感じではありません。環境大臣をお勤めのころは、有明北の埋め立てもやっていたころだし、豊洲の汚染問題は知る立場より「関与」の立場にあったはず。「クールビズ」なんかよりは「どえらいこと」ではなかったのではないでしょうか?

2000年に始まった有明北の埋め立て工事