2018年11月30日金曜日

奈良の撮影旅、いい写真求めて…だけど。


 何十億もの脳細胞があって、日々活躍して身体を動かす指令をしてくれ、一方で死滅している細胞もあるわけだから、できることと言ったら、やっぱり体を動かすことしかない。そうした刺激で新しい細胞にも少々は生まれてくるだろう。しかし効率的な動かし方などはなかなかできないから、少ない年金を消化しつつ合理的な「遊び」にまい進するのが、一番というところだ。

 活躍している細胞に稼働を呼びかけて、散歩がてらブログテーマを考えたものだった。歩くのは気分転換になるし、酸素の取入れで頭の細胞も活性化する気がする。最近は、パソコンの前に座って、前日書き残した日記を書き始めると、連動してブログのテーマになっていくこともある。

 次のテーマを考えるのが、生きている証と言うと大げさかもしれないが、自分でストレスを持たないとぐうたら人間には刺激がなくなってしまう。

 奈良に撮影に行った写真を整理している。例によって「思い入れ」のたっぷり入ったものを、取捨して「これはどうだ」の写真を掘り当てる作業だ。

 初日は奈良教育大近くの入江泰吉写真美術館で写真を見て、香薬師堂とその近所を撮る。柿の木があると地元の人が教えてくれた。夕食はホテル近くの飲み屋を物色。北海道魚鮮水産のあとはラーメン三ちゃんで締める。









2018年11月28日水曜日

断捨離と対峙する老いとの闘い

 「ぼーっとしている時間」も当然ある。横になって、録画したビデオを見ながら居眠りをよくするが、「録画の残り時間が5時間を切りました」などと余計なことを教えてくれるから、溜めまくった録画を見ないわけにもいかない。ところが、ビデオで撮ったものを見終わったから「消去」するという作業がすすまない。これ忘れたらもったいないという気にさせられる。

 消すためには必要な情報をメモることにする。そうしておいてみたビデオを消すところまではいいが、そのあとメモを見て「なんだっけ?」ということになり、NETの検索にかけるというイタチごっことなる次第。

 頭に残らないということは、よくあることと言う話になるが、自分の身につかない知識を、どこかに保存するということで、安心感を得ることになっているみたいなところがある。

 パソコンにしまってあるファイルも同じようにある。役20年にわたって、新聞の記事を切り抜いたものや、旅先で手に入れたパンフレット、これまでの様々な記録などだ。つりの会の記録は「50周年記念行事」で役立った。とはいえ役だったものという意味では、そんなにないのも確かだ。これも確かに断捨離の対象でもある。

 ただし、ちまたの「家からあふれ出て、近所迷惑なゴミ」とは違って、これはパソコンのファイルなのだから、とりあえずは他人様の迷惑の対象ではない。

2018年11月25日日曜日

断捨離を追いかけるやつ


 親父のかつての住まいに、片付け(断捨離)に行った。大方済ませていたものと思っていたが、主に物置に農作業の道具と釣り道具が、置きっぱなしで後回しにしてあった。

 農作業用道具は、使えそうなものもあるのでいくつかは残すとして、釣り道具はほぼ不用としていいものだった。しかし使えそうなものがあるのがなんとももったいなくて、東京に送ることにした。

 自分の釣り道具は、先日断捨離の対象にしたのに、また増やすというのは矛盾を抱える。子供のころは、欲しいものも買ってもらえずに、その恨みがこころに残っている。それが「もったいない」の思想をはぐくんでいるのだろうか。どこかで使えそうという「悪くない」気持ちを、それまでも断捨離にかけなくてはならないときになったのだろうか。

 物置にそのほかのいらないものも結構あった。清掃工場が近くにあって、持ち込みができたので、10回にわたって軽自動車で運んだ。腰がまた痛くなるだろうかなと心配しながらだったが、力を入れて持ち上げるという「運動効果」が、かえって筋肉に刺激を与えたようで、その後の動作にしっかり感がでたのは幸いだった。



2018年11月18日日曜日

「こんな」世の中に振り回されて時間が飛んでいく


 年を取ったら神様が「もういいよ」と言って、やらなければならないことを減らしてくれる。そのために、「えーと、なんだっけ」とけっしてお惚けでない忘却を与えてくれるものだと思っていた。しかしどうもそうでもないらしいことが、毎日の暮らしの中で現れる。

 若いころの世の中の変わり方は、もっと穏やかだった。時間がゆったり流れていた。新幹線は、金曜日には背広服のサラリーマンが東北方面へと移動(帰省?)する。

 「こんな」とは、まさに困ったこと政治のバカげた有り様や、ニュースで流される不祥事件。人権や民主主義、言論の存在は無きものにされてしまうのかということ。企業の有益ばかりが突出して政治の課題にされることにはあきれ返る。

 新幹線はビジネス特急と言われた。まさに日帰りで使われるビジネスマンの移動速度が、企業の懐を潤す。デジタルの情報とそれを使った「決済」は格段にその速度を速めた。人がそれに振り回されている。

 もう少しゆっくりさせろよ、人間らしさを持たせろよと、そんな気がする。いわきの海はすでに夏を終えていた。でもまだ太陽に照らされて、輝きを放つ。もうじき冷たい風が吹くのだろう。




2018年11月14日水曜日

1500回超過したブログの投稿数


  始めてから一度はやめようかと思ったブログだったが、1500回を突破した。思いついた言いたいことばかりを書いて、長すぎるよとのご意見もいただいたし、言いたいことを伝えられない稚拙さも多々あった。人に伝えことはそう簡単にいかないと、やってみてよくわかる。内容はなんであれ、面白いからまた読んでみるかと期待されるのは、至難なことだと思う。

 なにをテーマにするかを決め、下書きをして推敲を何回か繰り返してから、ブログに書き込む。この作業を繰り返しやることを、自己目的にしてやってきた。続けていけばなんらかの得るものがあるはずだ、と自分を叱咤してきた。ここまできて、さて何が得られたのかは、まだまだわからない。

 自分が持っている世界の恥をさらした程度かもしれなし、わからぬうちがハナということも言えるだろうか。誰かに「もうつまらないから止めろ」と言われるか、アルコールで痛めた脳細胞が耐えられなくなるまで続けることになるのだろう。

南三陸のホテル朝食
 曇りの空で朝陽を撮れなかった
看板を撮った


2018年11月10日土曜日

温泉よしの満足ともったいない磐越道の紅葉景色

 白鳥山温泉喜楽苑は日本秘湯を守る会に属している。山の斜面に張り付いている温泉で、一階建てだ。高低差を利用した風呂が4種類もあって、その個性が売りらしい。旅館に着いてからすぐに浴衣に着替え、普通の室内の温泉に入ってから、一度浴衣を着て露天風呂へ行く。まだ周りは明るいから、野趣があるというか、放ってあるようにも見える草木が、自然に囲まれている実感を醸し出す。

 相方お二人は食後も浸かりに出かける。夜は星が見えてよかったらしい。
 帰りの日程は15時過ぎに、駅に着けばよいので比較的時間がある。鳩首凝議で塩屋崎灯台と決まる。そのほか白水阿弥陀堂に寄った後、磐越道を郡山に向かったが、その途中の紅葉のすばらしさは、運転している身には酷でもったいない風景だった。次の機会には磐越道を使わずに、下道を巡るツアーがよさそうだ。








2018年11月9日金曜日

南三陸ホテル観洋の「被災の語り部」に思わず…

 南三陸の被災地にとの旅の味付けで、松島の後は志津川に行く。松島の駐車場でレンタカーの脇を擦られてしまい、交番に寄って事故証明を作成してもらうのに時間がかかった。大したキズではないのに、保険の関係なのかレンタカー営業所ではしゃくし定規なやり方を要求した。

 翌朝の南三陸の「語り部ツアー」は、ホテルの従業員(といっても部長級だったか)が話してくれる3.11からそれ以後の出来事をつぶさに話してくれた。学校の先生たちが、避難の際の判断を的確にしたことで児童たちが助かったことや、庁舎で避難を呼びかけて亡くなった女性の話は、改めて地元で聞いて胸をゆすられた。

 付近はまだまだ復興の工事が進められて、7年たったとは思えない有様だった。オリンピックどころでない状況だと皆で思った。








2018年11月7日水曜日

まさかの鎮魂になった松島湾一周


 かつてサクランボ狩りに行った旧職場グループ。今回は「南三陸」と「いわき」を巡る旅。どこを回るか具体的にはわかっていなかったが、松島が最初の目的地に向う先だった。連休にあたったためなのか、道路は渋滞していた。松島湾を一周する観光船乗り場は、老若男女であふれかえっていた。

 船はいくつも出船しているせいか、乗船した船は、ゆったりとして、景色を眺めるのに互いに邪魔することもなく自由に移動できた。親父の散骨の時は、観光船の発着所の隣の港からの出船だったが、松島湾に出ていく先はほぼ東の方角にまっすぐ走った。

 だから見える景色も同じもので、さまざまな島の形とそのいわれをアナウンスしてくれたところが違うだけだった。あの時と同じように、南向きの海がまぶしく光る風景が見えた。はからずも三か月目の鎮魂を味わえた。旅と釣りで過去数回訪れた場所を、選択しておいてよかった。








2018年11月4日日曜日

振り込め詐欺みたいなサービス


 また、なぜか「また」になった。NETの接続業者からの電話が始終かかってくる。訪問してくる販売委託業者もいて、「回線の速度が遅いことはありませんか?」と最初の発声をしてくる。やり取りすると、結局接続業者の変更をしろという話に入ってくる。

 じつはこれまで、「安くなるのですよ」と言う言葉につられて何回か回線の変更をやってきたのだが、そのたびに「安くするため」の作業が必要になってくる。今は難しいことではなくなったが、解約手数料を負担するとか工事費は返すとかで、そのための面倒な手続きをしなければならない。

 オプションのサービスも最初は無料だからと言って、いらなければ解約してくれと、その連絡も必要になってくる。一連の作業を終えてのち、確かにいくらかは安くなっているようではある。しかし、自分でやる苦労の割には安くはなっていない印象だ。今度はWifiも無料になっているから以前に比べれば安価にはなっている。

 電話での売込みも煩いほどくるので、連れ合いが悲鳴を上げている。つまり、個人の情報は駄々洩れになっていることの表れだろう。こんな熾烈な競争に携わる従業者の処遇はどんなものだろうか。質問があって折り返し出かける電話の対応には、返答がなかなか来なかったりする。これが顧客に対するサービスとサービス向上になっているのだろうか。技術向上で低廉さを還元すると言うなら、素直に値下げすればいいのにと思うのだが。

2018年11月1日木曜日

ああ雪の話ちょっと待って

 11月と聞くと寒さを連想する。先日の旅では富士山の雪も見て、あれずいぶん早いことだと、最近の暖かい陽気からは想像できず驚いた。紅葉の次には雪の季節がやってくるのは当たり前のことだけれども、心構えの方はさっぱり追いつかない状態だ。そういえば最近どこかで雪が降ったというニュースがあったと、NETをあたってみたらなんと8月に振っているところもある。

-今日(817)の午前052分に、北海道大雪山系黒岳の標高1900メートルの場所にある黒岳石室にて、初雪が観測されました。()りんゆう観光(大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ)による独自観測で、1974年からの記録では最も早い記録となりましたー

 これまでの記録を4日更新したのだとか。しかしこうなると、この冬はどんなことになるのだろう。もしかしたら「厳冬」なんて…
ちょっと待ってくれ、紅葉の季節はまだ終わってないぞ。