2013年5月11日土曜日

NET社会、お付き合いよろしくお願いします


 外来魚駆除のつり会をやると、ホームページに載せた。2人からメールで連絡があって、参加したいという申し出があった。率直なところアナログ時代に生きてきたものにとっては、こうしたNETを通じた意思疎通を考えてもいなかった。パソコンはそのノウハウはいまでこそ、若者は障碍もなく付き合いを始めることができるが、分るまでにはそれなりの知識も要求される。

 その努力が自己責任になっている不届きさはあっても、使わなければしょうがないという風潮にはなってきた。使わなくても、必要な情報が伝わらなくてはならないことを前提にしても、そこに拘っていられない状況になってきたと言えるのだろう。

 電車の中でスマートフォン類の端末機を、しきりに見ている人たちを横目で見て、なんでこうなるんだろうと思うことも多いが、ゲームをして楽しんでいる若者ばかりではないようだ。欲しい情報の入手と、発信したい情報のやりとりが、一つの民主主義の形態をなしているようでもある。

 今日は、「桜ヶ丘」で待ち合わせて人と会うことになっていた。一度訪問したところだから、そう心配はしていなかったが、NETで検索して小田急線でいけると、家を飛び出した。しかし、小田急線の新宿の改札を通り抜けるときに、「いいのかな」という疑念が湧いた。

 待ち合わせの人の携帯電話を掛けたが「今出られない」とコメントがあって、確認できない。やむなく乗ってしまって、新百合丘までいったところで、京王線の「聖蹟桜ヶ丘」だったのだと誤りが解った。ホームで駅員さんに聞いても、結局新宿まで戻るという手段だとなった。一時間半ほど遅れて合うことができたが、あってからしばらくはこの弁解の話に終始した。聞けば、「桜ヶ丘」からバスで「聖蹟桜ヶ丘」へ行く手もあったらしい。NET社会に頼りっぱなしというのも危ない話と痛く反省した日となった。