スペインの高校生が教育財政削減に反対してストライキを実施したとのニュースがあった。現地時間で2月6日に200万人が参加したという。2月4日にも汚職の疑惑を追及して、首相の辞任を求めるデモがあった。与党国民党と建設業界との癒着が表面化した。ヨーロッパではこういしたことはめずらしいことではないのだろうが、父兄連合(CEAPA)が支援、支持をしているとのこと。
中高生(教育改革学生連合(SE))は「無償公共教育を民主的に運営しろ」という要求をスローガンとして出している。このニュースは原文がハングル文字から、訳されているものらしい。日本ではこの種のニュースはあまり伝わらないが、昨年来のスペインのニュースで、緊縮財政に批判する運動が高まっていると伝えられている。国民に耐乏生活を圧しつけて、経済危機を乗り越えようという、日本と同様の状況が起きている。今の日本では、こうした怒りの結集は想像もつかないできごとだ。