2014年9月22日月曜日

頼りにしているバックアップHDDで安心できない

 撮った写真の画像ファイルを外付けのHDD(記憶装置=ハードディスク)に保存しているのだが、HDDは「必ず壊れる」と話したのは、デジカメ講師の確信だった。つい先日ハイドディスが少し唸ったと思ったら、そのままウンともスンとも動かなくなったそう。そうなったということなのだから、迫力がある。こころあたりと言えば、パソコンはおよそ2年程度で具合が悪くなってしまう経験があること。使い方が乱暴(使う時間も含めて)なので、製作側の使用頻度の時間の想定外になっているのかもしれない。そんなこと言っても結構な値段なのだから、そんなものかとあきらめるには悔しい話だ。
 
 ICの開発はものすごいし、製品も低廉化してパソコン本体の改変もまたすごい。それに伴ったソフトウェアーのバージョンアップがあるから、使っている古いパソコンが見捨てられるかのようになる。そこにのっているのも大変なことで、出費もかさんでいく。OSの改変も、ともかく短時間に切り替えていくので、そのまま使い続けることが許されない。パソコンを使うようになって6年間で、長短はあるけれども4回(Windows Xp, Vista ,7,8.1)も「バージョンアップ」している。パソコンの使いようは、慣れて使い込むほど新しい機能が必要になってくる。戦略的に使用寿命は長くないようしてあるのだと思われる。だから、パソコン本体の耐性など長いこと使うことを想定しないのだろう。

 そんなもの使わなくても日常生活に大きな影響はないと思っていたが、結局パソコンをNETも含めて様々な活動分野でも使わないわけにはいかない。これが大局、経済のありようと絡んでくいる。そしてグッズとして社会の動向に影響を与えているところまできている。一器具に振り回される無駄多き社会だと切り捨てられるうちはいいが、そうできなくなっているのも事実。それにしても、パソコンのHDDが壊れて使えなくなるということが、間違いなく起こるものと妙な確信をもってしまった。そこで、講師に進められた外付けのHDDを購入して、そこにバックアップすることにした。

 もっとも、そんなに残しておくべき価値のある写真かどうか、それはそれで問題ではあるが、不要なものでも「もったいない」価値観を宿してきた者にとっては、とっておくべきものの範疇に繰り入れられている。某フリーソフトをダウンロードしてというところまで、指導してもらってその資料を見ながらのことで、わりと難なく設定できた。撮った写真のファイルは、これまでの分全部外付けのHドライブに保管しているから、そこから新しいGドライブにバックアップするということでよい。設置したHDDGドライブとして、Hドライブの写真ファイルがコピーできるように指定しら、かつての動きとは違って、かなり高速な動きで終了した。「ミラーリング」の機能を使ったので、指定したファイルの動きを監視して、変更や加除があれば3分ごとに更新してくれるようになった。


 ついでに、ほかのファイル2系統もバックアップに加えたが、これでパソコンの各HDDにあるファイルが飛んでしまっても大丈夫と、安心を手にいれたつもりだが、そのHDDさえいつまでも大丈夫という保証はどこにもない。断定はできないが2年も過ぎればハラハラの日常を迎えることになる。いつまでも安心が手いはいらないというICとは、人間社会に幸福ばかりを与えるものでない。