2011年3月19日土曜日

放射能漏れを自然のせいにするか。

  原発で働く人はもちろんですが、消防や警察、自衛隊で危険に曝されている方たちも、非常な恐怖を感じながら働いておられることでしょう。
 
 人事院規則を変えて、公務員の被曝量の限度を緩和するということ…。
「東京電力の作業員が移動」と言葉でごまかして、あとから「避難」と説明が変わったこと。

 
  こうなってまだ「日本の原発は安全だ」「チェルノブイリとは違う」とテレビで「有識者」が言う。
 
 予備電源が壊れて使えなかったから、冷却することができない。想定外のことだったので、仕方がないなどという教訓でいいわけはない。
 
 日本の沿岸地震では、ほんの100年前ほどの1896年(明治29年)の明治三陸地震津波で、岩手県沿岸の綾里(りょうり)では38.2m、吉浜(よしはま)24.4m、田老(たろう)14.6mの津波高さが記録されている…
 
 1000年じゃないよ。過去に起こった津波があったのに、想定外とは言えない。放射線の測定器は原発の敷地のところにしかないのか。万一の時、住民の住んでいるところになぜ機器がないのか。それともあるのに隠しているのか。
 
 仮に「安全な原発」としよう。でも、今に至り起こっている事態は「危険な原発」としか言いようがない。マグニチュード9の津波が原因にされたら、自然に対する冒涜だ。