2020年5月2日土曜日

南を忌み嫌うわけではないにしても。

 南風が吹くと漁師は天候の変化の前触れとして警戒する。南風時に羽田目指して飛んでくる航空機、漁師でなくても注意しなくてはならなくなった。新型コロナの影響で客がいなのに、「ゴースト・フライト」を運航している。ヨーロッパのルールによって発着枠を失う恐れがあるため、割り当てられたフライトを運航しないわけにはいかないとは、バカげたことだ。

 麻雀の場合も「南カンに上がり目なし」と「格言」(=お遊び)が使われる。「難関」との語呂合わせらしい。操縦士さんには難関とのこと、「南」おろそかにできず。
 
 海外から観光客を呼んで、観光資源を売りに金を落とさせる。あげくにウィルスも上陸して、目下タコ踊り状態。熱が出ても医者に行くこともできない。命にかかわることが目の前に突き付けられて、安心というキーワードは目下どこかに置き去りになっている。こういう国を求めてきたわけでは、絶対ないと思うけど作ってしまった責任は自分も含めて負うことになる。経済をという声にのせられて、こんなに底の浅い社会しか準備できていなかったかと思うと、本当に腹立たしい。