2017年8月28日月曜日

九頭竜川で灯籠流し

 11年前に爺婆が存命だったころ、一緒に訪れた永平寺へ今回は3人で出かけた。その時も暑かったのが印象にあるが、暑さにもかかわらず若い人たちも思ったより多くの人たちが集まってきて賑やかだった。

 今回は、交通機関を使って福井駅から寺へ向かった。汗をかきかき見覚えのある永平寺の階段を上下して巡った。主要な目的は九頭竜川での灯籠流しだった。九頭竜川へは永平寺からシャトルバスが運行されていて、現地への移動も造作もなく河原へ運んでくれた。

 東京の墓地に置いてあったパンフレット案内で、灯籠流しがあるのを知ったのだが、本来ツアーとして申し込みの設定がされていたものだった。自力で日程を組んだので、どんな段取りなのかがわからずに、あちこちで情報を聞かなければならなかった。

 広い河原には家族連れがたくさん集まり、川に向かってシートに座り、出店で買い入れたものを食べながら、その時間までくつろいでいた。灯籠流しのまえに永平寺の僧侶百数十人の法要があって、予約していた桟敷席でその様子を見て、線香をあげることもできた。一時間近く掛けた催しは、なかなか迫力があった。法要が終わるころには辺りも暗くなり、灯籠に灯を入れた行列が川に向かってつながった。