2月上旬には岩洞湖のワカサギ釣りが解禁になる。岩洞湖は日本一寒いところだそうで、それが売りのひとつもある。1月30日には少し手前の藪川でマイナス25.8度になったということだったが、地理的に寒くなる条件があるのだろう。
全面結氷が2月の上旬くらいで、毎年凍る具合を見ながら解禁日を決める。このときは、カラフルなテントが点在し、ところによっては集中してワカサギを狙っている。
これまで何回か行ってみたものの、釣れないというより寒くて長い間はいられない。なにせ、座ったまま箸のような釣り竿をあげたり下げたりするのが唯一の運動なので、身体は冷える一方。
氷上に穴を開けるときだけ、少し息が切れて一時暖かくなる。穴だっていくつもいらないから、あとはどうしようもない。
親父は寒さには強いというのか。動じないみたいな様子で、戦中で生き残ったものの強靱さを感じる。
ここ2年はいっていないから、また釣ってみたいが、どうだろうか。高齢でさすがに身体もそれなりに弱くなって、歩くにしてもバランスを直ぐ崩すし、耳も聞こえにくく眼も衰えてきている様子。一緒に釣りに行くのが楽しい様子だったころとは違う。