2021年11月28日日曜日

寒くなるのは気候のせいばかりでない

  10月に入ってから、コロナの感染者が減って「安心感」が湧いてくる。「じっと我慢の子」から抜け出したいのはみな同じなのではないか。さて「行こう」と自らも計画して紅葉を眺めたい気持ちを満たしに出かけてきた。しかし元の生活に戻りたい願いは難しそうで、やっぱり今後の「再拡大」もあるのかという報道をみて、一時の安息かとまたもモヤモヤとした不安を感じる。3回目のワクチン接種を始めるのだと政府が言い、だんどりの議論が始まっている。

 それにつけても気になってくるのが、ワクチン接種による「副反応」や「死亡」のことで、接種後の死亡者が1300人を超えるところまでになった。ずっと「評価不能」とのことで事実上棚上げになってきた調査結果について、11月に入ってから新たに視点が加わった論調になってきた。 

 今月初めのNHKの番組でも、取り上げられていた                                                      「ワクチン接種後の死亡者について、99.3%が解剖所見をみただけではわからない」「突然死と区別できない」「症例の分析は検討会でやっている」「4万件を手作業で資料収集している、99%評価不能」「因果関係特定できない」といった状況が説明されていた。

アメリカの場合は                                                 ・米国疾病予防管理センター(CDC)で因果関係が認められないと公表 ・モニタリングシステムで1200万人から資料を集め、軽度な心筋炎で若い人に差が出た~などとのことだった。アメリカと日本との対応の違いも、やっぱりと気にはなるが、最近になって厚生省の「発表」をめぐって、新しいことが浮かび上がってきた。

最近の報道から拾いだしてみると、厚生省の「発表」に少し立ち入った内容も発信されている。                                                          「接種後の死亡について「高齢者の死亡は一定の確率で起きるので、どのように評価して伝えていくかは非常にデリケートな問題だ」                                          「厚生労働省は12日に開いた副反応に関する専門部会で、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種後、男性4人が心筋炎を発症し死亡したと報告した。うち2人は20代男性で、若い男性へのモデルナ接種を巡っては、心臓の筋肉に炎症が起こる心筋炎などが出る割合が比較的高いとして、厚労省が注意を呼び掛けている。」など。

東京新聞(11.12)では                                              「心筋炎で死亡した事例が報告されたのは、モデルナ製では初めて。接種との因果関係はいずれも評価不能とされた。先行したファイザー製でも死亡事例は13例あり、若い男性に限ると20代の死亡例が1例ある。報告(厚生省)によると、死亡したのは20代2人と40代2人」と、相変わらず評価できないとの前提ながら発表されている。

 「因果関係」を特定するに至らないということでありながら、「注意の呼びかけ」をするということがまた妙なもので、何を注意したらいいのかちっとも理解ができない。そもそもの政府(政治)の信頼度が大切なのはこのことでも同様だ。

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