2011年6月13日月曜日

負担能力発揮どき

 11年3月期(通期)の売上高の合計額は前期比約7%増の約406兆円、経常利益の合計額は約56%増の約22兆円。第3四半期までの業績が良かったためだ。ただ、被災した工場や店舗などの復旧費用を含む特別損失は3.5兆円に達した。

アサヒコム

上場企業の決算は通年の経常利益で56%増の406兆円
負担能力の発揮どきじゃありませんか。

 この夏は長期休暇で「休ませる」会社が多くあるという。「節電」効果もあるのがメリットとなる。しかし、賃金減がついているのが日本の処遇。「働かせ過ぎ」で世界から非難されているのを思い出そう。

 本当なら、この折夕方の時間短縮をすればいいと思う。このところ随分時間短縮していない。

 朝早く出勤させて退勤時間を延ばすという腹が痛まない方法を、「電車が空いていてよい」「朝食が食べやすい」などというインタビューだけを取り上げて報道するだけじゃなくて、もうちょっとつっこんだ報道にならないものか。

 10日に「自殺対策白書」が閣議決定され、去年の自殺者が3万1690人と13年連続で3万人超と発表。
20歳から40歳が増加傾向で、非正規雇用の増大やセーフティーネットの脆弱性が背景だと分析している。

 被災地でなくても今の雇用の実態がどんなものかが見える。

被災地の失業者12万人。「負担能力」を是非コントロールして欲しい。