2011年7月10日日曜日

川を侮るなよ No2

 北海道の後志利別川(しりべつとしべつがわ)に親父と釣りに行った。20年も前になろうか。「清流日本一」と掲げられた看板を見ながら上流部へ向かい、ここぞと思ったところで、川に入った。

 背筋がゾッとくるようなきれいな渓流だった。これは魚は釣れない。そのころは釣りの腕前もたいしたことはなかったし、あまりのきれいさに「釣るところと違う」みたいな気後れがした。やっと一匹だけヤマメを釣った。

 当時は、「日本一の清流」を黒部川と競っていた。後志利別川はダムをつくり、その座が黒部川に渡った。黒部川はご存じ黒四ダムがあり、どうしてそこがBODが低いのか不思議だった。

 黒部川の「出し平ダム」がその頃ダムの排砂を始めた。たまったヘドロを下流に放出した。その結果、漁業被害が出て係争になり、今年和解が成立した。

 1985年に造った出し平ダムは、海岸線の後退を止めるため排砂ができるようにとの目的とされたが、想定した効果があがらない。

 そもそも川を人間社会の都合の良いようにしようという考えが、違うんじゃないかな。

 その黒部川、どこでBODをはかったのだろう。

 それからしばらたって、また後志利別川が日本一の清流になったことがある。現在は複数の「日本一の清流」が発表されている。

足の指先を魚がつついた

  
 つりの会のヤマベつり大会で西湖に行った。下界の予報も30度を超えるといってたが、西湖も暑い。水の中に立ち込んで身体を冷やそうと膝下まで入る。

 そしたらどうだ。足をコチョコチョつつくやつがいる。最初は気のせいかと思って見向きもしなかった。しかし、ヤマベが釣れないので、ふと足元を見るとなんだ!小魚が足先で遊んでる。

 ヨシノボリ、ヌマチチブのたぐいだ。

 昨日のブログの話の実践版になった。「自然を大事にする人間」になれそう。

今日は「川を侮るなよ」の続きの予定だったので、項を変えることにした。