2020年4月10日金曜日

こんなに「恐怖」を感じたことはなかった


 我々人間が長年かかって手にした住居であり、職場であり、憩いの場である「快適で幸せな空間スペース」=われわれが「三密」と称する空間がターゲットにされた。社会活動と生産活動を止め、人を分断させ対立させ、死への恐怖を駆り立てる。地球の生命にかかわる気候変動の危機に向き合わず、緊張を煽る軍拡競争や地域紛争の前に、いとも簡単に立ちはだかった。

 もう、国家間の紛争をしている場合ではない、軍拡競争を止めて、権益や私欲を前面にすることを止めて、人類の課題へ取り組み協力していくのだよと、教えてくれているのかも。人が一致協力して、住まいと働く場、事業所、営業所の活動を守るために、いき生き続けるために必要な資金を投入することは、あまりにも当たり前なこと。

 生半可な対策だけではすまない。命にかかわるこんな冷酷な政治を切り替えようという視点が、押し込まれてダメ出しを迫られているテレビにも、表れるようになったのはいくらかの救いだと思う。